5/28(日) 6年生 くら寿司カップ2回戦(vs摂津イレブンJSC)

くら寿司カップ2回戦です。

16:50キックオフと夕方の試合で心配していた暑さが涼しくなり問題が一つ解決され良い準備をして試合に入ることができました。

前回、力のあるチームとの難しい試合をなんとか逃げ切り選手たちの顔にも自信と達成感が見えました。

2回戦も連勝することで不安定な自信を確固たる自信に繋げること、やればできることと自分を乗り越え新たな自分に変える一歩とすることが目標でした。

ウォーミングアップでフィールドプレイヤーは3vs1、2vs2、2vs2+2サーバーから3vs3に変化(あるプレーを条件に変化する)と3つのトレーニングでボールを保持すること、良い形で攻めること、攻撃が難しい場合はやり直す(ボールを奪われない)ことの3つのポイントをおさえました。

攻撃におけるモデル

①ボールを保持する ⇒ ②ボールを前進させる(運ぶ) ⇒ ③ゴールを目指す

   ⇓

   ⇒ ⇒   ⇒  ⇒ ④難しい場合は①に戻る ⇒ 再び②ボールを前進させる(運ぶ) 

①②を繰り返しながら③を目指す

相手のウォーミングアップの様子を見て、相手キーパーはシュートを止めることが苦手そう、積極的にシュートを打っていけそう、さらにこぼれたボールを押し込むチャンスがありそう。フィールドプレイヤーは攻撃時も守備時も縦のパスを狙っていなさそう、ボールに対してプレッシャーをかけていったらすぐにパスで逃げてくれるぞ。というような分析ができて、試合前からどんなプレーをしたらいいか見えてきました。

試合直前には相手のフォーメーションを確認し自分たちのやるべきことを再確認。

前回の試合に続いて前半からてしまペースに持っていくことができ2点先制することができたところまでは👍

点が入り試合が動き始めたところからお互いに近距離で戦うサッカーになり攻守が目まぐるしく変わり落ち着きのない試合になりました。

このような攻守が目まぐるしく変わる状況ではフリーな選手を見つける、または事前に把握して早くボールを渡すことが大切です。

サッカーの仕組み上、ゴールキーパーにはマークがつかないので常にフリーになっていることが多いです。

まずは自分で気づく。気づいていない選手には気づいた選手が伝えることが必要です。

高学年の選手にはこの気づく。伝えるができる選手になってほしいです。

この2つができると試合をコントロールし自分たちの試合を展開すること、意図的に攻撃・守備を行い、必然性・再現性のあるプレー、試合ができるようになります。

中学生になる前にこのレベルまで到達してほしいです。(勝手な願いですが、、、)

前半は2-0のままきっちりと折り返してきたところは力がついてきた証拠。

次のステップを目指そうと「攻撃におけるモデル」を伝え、相手からボールを奪い返したら安全な場所または選手に1本でいいから必ずボールをつなぐことを確認しました。この1本のパスは思っているよりも重要なパスです。

重要な理由は2つ。

①守備から攻撃への切り替えと準備を整える

②頭の中をクリアにして状況を整理し次のプレーを考える

ボールを奪い返した時の最初のパスがつながらないと、卓球のラリーを続けているように、ボクシングでお互いにパンチを連打しているように手を止めることが難しくなります。

そうではなくて、バレーボールのようにボールを持ちながらつなぎながら常にどうやって攻めようか考えながらプレーしなくてはなりません。

後出しじゃんけんの要領です。

速い攻撃と遅い攻撃。2つの攻撃方法を身につけてほしくてハーフタイムに伝えました。

「攻撃は最大の防御」ではありませんが、攻撃することで守備にもなっていることが理想です。

ボールを奪われたらすぐにボールを奪い返しにいく。ボールを奪えなくても相手の攻撃を遅らせる。(ゴールに近づけない。)

小学生の頭の中は「ボールを奪う=守備」と思っているところがありますが、これは守備の個人戦術の考え方です。

グループで守備をする場合には3つの役割があります。

これはまたお時間のある時にお伝えします。

守備の①②③

ハーフタイムで整理しいざ後半へ。

結果は0-0のままとーたるスコア2-0で終わりましたが、効果的な攻撃が前半に比べて増えました。

効果的な攻撃ができたことで試合のリズムもよくなり、守備における危ない場面が少なくなりました。

試合をコントロールすることができるようになりました。

特にかいりはこの試合の中で3つのポジションに変わりながらプレーすることになりましたが上記のパスを上手く使い試合をコントロールしてくれました。

残念ながらこのパスの意図はチーム全体に共有されず、プレーその次に難しいプレーからボールを取られることもありましたが、確実に小さな一歩を踏み出すことはできたと感じています。

かいりが出してくれたパスの意味を考えてください。

そこが分かれば間違いなくチームが変わります。

効果的なプレーが出てきたことで逆にひとり一人の力不足な部分が見えてきました。

相手から離れていたらシュートまでいける場面がたくさんありました。

2-0で試合が終わらなかった可能性は高いです。

各自こんなプレーをしたい。という狙いは見えますが、相手やピッチの状況を見てください。

良いプレーをするために何が必要か。これが抜けています。

たまたま良い場面で成功プレーにつながった。そんな感じです。

良い選手はどんな時でも同じように何度も良いプレーができます。

シュートの場面だけでなく、FWの選手だけでなくほかの場面、選手にも同じことが言えます。

何をしたらいいのか。何を考えたらいいのか。何を見たらいいのか。何を感じるか。

ひとり一人答えは違うと思います。

考えて悩んでください。答えを出すことより考えることそのものに価値があります。

試合後に選手たちには以下のようなことを話ました。

くら寿司カップで2試合連続で勝てたことは力がついてきている証拠。

そこは間違えなくすばらしい!

しかし、くら寿司カップでは何を目標にしているのか?どこまで勝ち進みたいのか?

この目標によって今日の試合の内容・結果のとらえ方は変わること。

コーチはもっとできた。もっと相手を圧倒できた。もっと点を取って勝てたと思う。

あと2つ勝てば中央大会。中央大会まで進むことが第1目標やと思ってる。

そしてその先サッカーが上手になりたいならこんなtころで満足している場合ではない。

せっかくここまで勝ち進んでいるのだからこのチャンスは最大限に活かしたい。

サッカーをしている、試合に出ている選手たち、自分自身はどう思っているのか?

結果ではなく目指しているところで評価は変わる

自分自身、仲間で、チームでそれぞれ目標はあるはず。

来週の3回戦、千里ひじり1stまでの2週間で考えてください。

保護者の皆様

連日応援ありがとうございました。

かなり遠い試合会場まで送り迎えをしてくださり、いつもより夜遅くに帰宅になりましたが快く送り出してくださり本当に感謝しています。

4年生の選手が遠いところまで応援に来てくれました。

応援に来てくれる姿に勇気とパワーをもらいました。

改めてサッカーをしていること、試合に出られることは当たり前じゃないと感じました。

試合に出る以上チームの代表として自覚と責任を持ってプレーしなければなりません。

試合に出る選手がいる一方で試合に出れないで選手もいます。

勝ち進む一方で悔しくも負けるチームもあります。

試合に出る選手は出れない選手の分まで、勝ったチームは負けたチームの分まで頑張らなければなりません。

試合を経験しながら心の成長もしてほしいと思っています。

試合前に良いリラックス

くら寿司カップ3回戦

6月4日(日) 10:40クックオフ vs 千里ひじり1st  場所 OFA四条畷フットボールセンター

3回戦に勝てば4回戦です。4回戦は6月25日(日)14:50クックオフ 場所 OFA万博フットボールセンターA

中央大会まであと2試合。

本日も応援、本当にありがとうございました。

伊東