8/12,13(土日) 6年生 UMBRO CUP

お盆休み期間でしたが選手コースU11,12のメンバーでUMBRO CUPに参加しました。

UMBROの知り合いの方から招待を受け参加アンケートで人数が集まり参加することができました。

お盆休みにも関わらず参加してくださりありがとうございました。

大阪のチーム以外にも佐賀県や岡山県など様々な地域のチームや、滋賀県で全国大会に出場するようなレベルのチームと交流することができとても貴重な経験のできた2日間になりました。

2日間の大会で見えてきた課題はまず主力メンバーが揃わないこと。

中長期的なチームの積み上げが全員で共有されていない状況です。

正直すごくもったいないことです。せっかくサッカーに時間を費やし頑張っているにも関わらず、練習の成果を発揮する試合に来ないのはサッカーの醍醐味を味わていません。

練習⇒試合⇒練習⇒試合と繰り返すことで子どもたちのサッカーに対するモチベーションも高くなります。

こんなプレーをしてみたいな。こんな選手になりたい。と目標を見つけ、目標達成に向けて努力することを学びます。

実際、7,8月という短い間でも試合で対戦することや他チームの試合を見ることで確実に刺激を受け変わってきている選手が何人もいます。

「百聞は一見に如かず」

まず経験することが何よりも大切です。

2日間で5チームによる予選リーグを行い、予選の順位に応じて順位決定戦を行いました。

1日目

1試合目は佐賀県から参加のチーム。Bチームでしたが丁寧なプレーをする良いチームでした。

序盤からボールをしっかりと繋ぎ良いリズムを作りながらプレーできていました。

チームでボールを大切にすることがよくできましたね。

先制し流れもよく、このまま勝ち切ると思っていましたが、同点に追いつかれるも勝ち越し2-1とします。

このあたりは失点しても粘り強くプレーすることができるようになってきました。

終盤に追いつかれ2-2。勝てる試合をものにできず痛い引き分けです。

全体を通して良い試合でした。自分たちのキックミスやトラップミスなど防ぐことのできるミスが多いところと相手を観てプレーすることを改善できたら問題のない試合です。

2,3試合目は他県の格上のチームとの試合になりました。自分たちの力がどこまで通用するか試す試合です。

岡山県のチームは県でもベスト8に入る強豪です。ドリブルのスキルが高くテクニックに翻弄されました。結果だけみると0-3と善戦していましたね。

ボールを奪う意識は高くとても良かったです。しかし、簡単に足を出して抜かれるシーンが目立ちました。自分たちの有利な状況を作ることが大切です。なんでもかんでも足を出すのではなく相手を後ろ向きにさせたり、サイドの狭いところに追い込む、2人でボールを奪いに行くなど状況を使いましょう。

後半からは相手の前にしっかり立ち前進させない、ゴールキーパーやディフェンスの選手にボールを多く持たせゴールに簡単に近づけないことはできていました。その状況からいつ、どこで、どうやってボールを奪うか。をチームで考えて実行することが大切です。まずはボールを前進させない。その場にとどめることができたので次の段階(ボールを奪う場所を決める)ですね。

午後からは滋賀県のチームと試合をしました。

かなりレベルが違う相手でしたが2試合目のようにうまく前進させない守備はできていました。

ただ相手の方が1枚上手でこちらの守備を見て瞬時に攻め方を変えてきたところはさすがでした。

暑い時間の試合ということもありましたが大量失点はよろしくない。

この試合ではどれだけ相手に食らいつけるかが大切でした。もう少し強い気持ちをみせてほしかったです。

2日目

2日目は午前に予選リーグを1試合おこないました。

てしまと同じくらいの力関係のチームです。

1つでも上位にいくためには負けられない試合です。

試合前に相手チームの特徴、背が高く力強い選手がいること、を頭に入れていたことは素晴らしい準備です。

0-0のまま緊張した試合です。守備も最後まで戻り固く守ります。攻撃もサイドを中心に味方と連携し何度も突破するも互いに決めきれない状態が続きます。

この試合を通して1度だけ中央のエリアでドリブルで突破され失点。

守備の人数がいただけに痛い失点。

足を出すだけの簡単な守備の連続。

ファールしていいくらいの気持ちで守備をするのがちょうどいいかもしれません。(実際にファールすることやファールを狙ってプレーすることはいけません)

簡単に足を出すこととチャレンジ&チャレンジの守備が失点の原因です。

①相手の前に立ち相手を止めること②できるだけ①の状態をキープ

この状態で相手と対等な状況です。ここから自分たちが有利な状況に持ち込みます。

③ゴールに近づけないよう、サイドや後ろに誘導する④前を向かせないようにアプローチを続ける⑤自分でボールを奪う。またはパスを仲間が奪う

ボールを奪いにいく(チャレンジ)選手は①から⑤を状況に応じて使いわけます。

そしてカバーの選手はチャレンジのs選手が失敗した時に備えます。チャレンジの選手が相手に抜かれたタイミングでカバーの選手が交代しチャレンジの選手になります。

守備は基本チャレンジ&カバーの繰り返しです。

現状チャレンジ&チャレンジが多くあっさりと抜かれることが目立ちます。

あっさりと抜かれていては守備が落ち着きません。一人ひとりの守備力の向上はこれからの課題です。

予選リーグは5位。

ただこの順位は実力がないからではありません。

勝てる試合を勝ち切る、失点を少しでも減らすことが出来ていたら3位4位に十分なれていました。

自分たちをしっかりと見つめ直しましょう。この振り返りも見つめ直すきっかけです。

自分をチームを少しでも良く変化させることができれば結果は変わります。

1ヵ月あれば変わることができます。

一番最初が肝心です。

今のルールや習慣を新しく良いもの変えることができればあとは自然にしているだけで良くなっていきます。

「上手くなりたい」「変わりたい」と言っているだけではできません。

まずは簡単なところから、1つずつ変えていきましょう。

自分でできることをしていくことが大切です。

体と頭が成長する楽しさを覚えたら、勝手にその楽しさを求めて動き出します。

順位決定戦

予選5位同士の最終決戦。

絶対に負けられない闘いがここにはある。

結果は2-1の大勝利!!

この2日間の集大成がこの試合に詰まっていました。

見ていても安心できる試合内容でした。

この2日間の良いところがたくさん見られ、失敗してきたプレーを改善しナイスプレーに変えることができましたね。

最後の最後に勝つことが出来て嬉しさが爆発してたね(笑)

最後まで諦めずに闘ってきたからこその嬉しさです。

何かを成し遂げた時には自然と喜びがあふれます。

小学生の間にたくさんこの喜びを経験してほしいです。

この喜びが次への原動力となります。

大会名がUMBRO CUPということもありリュックにナップサック、ソックスと豪華な参加賞をいただきました。

また、スパイクの試し履きコーナーやUMBROグッズのお試し使用と子どもたちが喜ぶようなブースがありお盆休みに参加した子どもたちもとっても楽しめる大会となりました。

大会を主催してくれたUMBROスタッフの方からも池田てしまの子どもたちのコミュニケーション能力が高く、大会全体の雰囲気が良くなりました。と素敵なコメントをいただきました(笑)

UMBROスタッフや他のチームのコーチともフレンドリーに話し、サッカーを通して友達の輪を広げ、試合だけでなくさまざまな交流をすることができました。

最後の最後には友情したチーム対他のチームから選抜したオールスターチームでのエキシビションマッチを行いました。

互いにレベルの高い試合となり見ていてもとてもワクワクする試合でした。

出場した選手も新たな気づきがあったことでしょう。

このような経験は間違いなく子どもたちの財産になります。

今回、このような素晴らしい大会に子どもたちを送り出してくれました保護者の皆様、送迎や暑い中での応援、差し入れもくださり本当にありがとうございました。

伊東