今日は雨のため2年生の交流試合、3年生のカップ戦が中止となりました。
練習の成果を発揮する絶好の機会だったので残念です。
せっかくなので低学年の最近の様子を書いていきたいと思います。
●2年生
12月の交流試合やクリスマスカップで対戦したチームとの再戦ということで1ヵ月でどれだけ成長できたか見れることを楽しみにしていました。
特に交流試合で対戦したRFCさんは2年生で早くもポジションを決めていたりパスを使ってくるチームで前回の対戦ではかなりやられました。
池田てしまSCでは低学年の間は特に個々の能力を高めることをまず大事にしています。
その中で何をしたらチームに貢献できるのか、チームを助けることができるのかを考えながら取り組んでいます。
1人ひとりの能力を高めてから高学年になってからチームとして融合していくイメージです。
今回の対戦でどれだけ追いつけているか対戦をワクワクしていました。
高学年も変わらないですが冬場は特にサッカーの基本的な動作の向上に取り組んでいます。
基本的な動作とは「止める」「蹴る」です。
2年生は1年生と一緒にリフティングやドリブルを中心に取り組んでいます。
この数カ月の間ボールネットを使って蹴る足の形作りをしてきました。
「足首を伸ばして固める」これだけを意識して練習しています。
ポイントは足の親指で靴底をグッと押し込むと自然と足首が伸びます。
その状態を維持して足首がグラグラしないでボールを蹴るとしっかりとミートし少ない力で強く蹴ることができます。
全員前に比べると良い形で蹴ることができるようになってきました。
これを続けていれば3月中までにはリフティング回数が伸びて連続で50回以上できるようになります。
50回を最初の目標にして頑張りましょう!
ドリブルは体から遠くにボールを蹴るドリブルにならないよう、すぐにボールを触ることができるように体の近くにボールを置きながらドリブルする練習をしています。
基本的にはマーカーを7個並べてジグザグと交わしながら進む練習です。
ポイントはボールを蹴る足のかかとを上げること。イメージはつま先立ちです。
そしてボールを蹴るというよりは足でタッチするイメージを伝えています。
ボールをタッチしたらすぐに足を戻す、戻したら足をすぐに動かしてすぐにタッチする。
この繰り返しです。
足のステップが細かく速くなるほどドリブルも細かく速くなり相手をいても簡単によけていけます。
これを様々なボールタッチで身につけていきます。
学年が上がっていくと様々なバリエーションに変化させていくのでまずは基本の形をできるだけ早く身につけてほしいです。
昨日の練習では1vs1vs1vs1と4人でボールを奪い合いをしました。
ルールはゴールエリアにボールを置いた人が勝ち。と簡単です。
このメニューは昨日初めてしましたがプレーの激しさやその中でのスキル発揮、考えてプレーすることが効果的でした。
勝負にこだわりプレーしていたと感じています。
今後もこのメニューをつづけていく予定です。
●3年生
1月の期間は基礎練習に先月よりも少し時間をかけてトレーニングを行っています。
内容としては、2人組で1人がボールを手で投げ、もう1人が足で胸めがけてボールを蹴り返す練習。
全国共通の練習名で「基礎練」ということが多いです。
インサイド、インステップ、ももトラップから蹴る、胸トラップから蹴る、ヘディングを回数決めて交互に行っております。
伝えていること、
・しっかりボールを捉えるために蹴る瞬間しっかりボールをしっかりみること。
・投げられたボールによって自分の身体を蹴りやすい位置に動かすこと。
・軽くでいいからステップを踏む(足ふみ)こと。
※ボールがズレても身体をすぐに動かせるようにするため。
次に対面で約5メートルほど離れてのゴロでのパス交換
そこから距離を離して約15メートルほどのゴロ・浮き玉のパス交換。
伝えていること、
蹴る人⇒
・相方の右足か左足どちらかしっかり狙って蹴ること。
※試合中、例えば相手が右足側にマークについている場合、右足にパスを出してしまうと相手はボールを奪いやすい。逆にマークにつかれていない左足にパスをだしてあげれば引っ付かれていても相手はボールを奪いにくいから、試合中でも狙って蹴れるようにするため。
・軸足の位置
ボールを受ける人⇒
・すぐ蹴れる場所に一回で止めること。
・軸足の膝を柔らかく少し曲げてあげること。(力の調節がしやすいため、止めてから蹴る動作までスムーズに行えるため)
・軽くでいいからステップを踏む(足ふみ)こと。
※ボールがズレても身体をすぐに動かせるようにするため。
そのあとはパスを受けてからのドリブルシュート(止めてから動きながらのキック)を行っています。
伝えていること
・速くシュートまで行けるようにどこにボールを止めたらよいか
・軸足の位置(ボールに対してどこに軸足を置いたら蹴りやすいか見つける)
※1人1人骨格が違うのでたくさん蹴る中で自分でみつけてほしいと思っています。
・ボールを受ける前にゴール方向を意識・確認する
※試合中だとゴール方向からボールを奪いに来る相手がいるため。
など1月の3年生は主にこんな練習に取り組んでおります。
試合の中でもパスで相手を崩して突破できる場面、良いトラップからドリブルに移行できたりキックに移行できる場面も増えているなと感じております。
低学年で積み重ねてきた基本的な動作が高学年に繋がっていきます。
中学生でも、高校生でも、プロ選手でもどのカテゴリーでも必要なスキルであり練習します。
自分のスキルを維持したり向上させるためには続けることが大切です。
続けながらバリエーションを変化させて進化させていきましょう。
これらの基本的な動作が高学年での複雑なプレーを簡単にします。
「うさぎとかめ」の話のようにコツコツと続けることが近道です。
ボールネットやマーカーなどは安く簡単に手に入れることができます。(代わりのものでも大丈夫です)
活動のない日や雨で活動がなくなった日の10~30分でいいのでお家トレーニングもやってみてください。
伊東・三好