4年生 5月26日(日)  萱野FC トレーニングマッチ ふりかえり   谷口 岳登

試合のふりかえりをさせていただきます。遅くなって申し訳ございません。

久しぶりの4年生の試合で個人的にすごく楽しみでした。

まず、個人のパスやドリブルの技術は3年生の時に比べて上がっているなと感じました。

AやBといったメンバーの分け方が始まり、つい他のチームとの差を見てしまいがちですが、それぞれの子が間違いなく伸びているのでそこを見ることを忘れないでくださいね。

普段の練習を見ているわけではないので試合を見て感じたことや、レベルアップするために必要と感じたことを書かせていただきます。

先ほども書きましたが、ボールをもらってからのドリブリやパスはレベルアップしていると感じました。

そして、複数の選択肢の中から選べる選手も増えていましたね。広がって準備をする選手も増えてきていました。3年生で言い続けてきたことが身についていることに嬉しさを感じました。

試合を見て次のレベルアップに向けて必要だなと感じた力は、

自分がやりたいことができるポジションを取るのではなく、チームが勝つためにどのポジションを取ればよいのか考える力をつけてほしいと思いました。

味方がボールを持っている。チャンスになるから相手から離れてボールを受けようとする。これは正解です!

しかし、途中でボールをインターセプトされてしまってピンチになろうとしているけど、まだそのポジションを取り続けている。これはどうでしょう?

自分の前にフリーの相手がいてそこにパスが入ると失点につながる可能性がある。気づいていない、または気づいているのに自分から戻ろうとしていない。

勝つためにはしんどいこともしないといけません。長い距離を何度も走るのはすごくしんどいことです。特に守りに全力で走って戻ることは子どもたちにとってしんどいことだと思います。でもそこを頑張ることで勝ちが見えてきます。

そんなプレーを頑張れるような子どもたちの気持ちを引き出すアプローチや言葉がけをしていけたらチームのレベルが少しアップすると思います。

試合で多く見られたシーンを図にしてみました。

そこにポジションをとるねらい、そこにポジションを取る理由は?

ボールがくれば点を取れるところで待つだけにならず、守備もできるポジションを取れるようになること

もちろん逆もあります。

ゴール守れる一番後ろのスペースにいるだけではなく、攻撃に参加もできるポジションを取れるようになること

ほんの1mゴールに近づく、ほんの1m相手から離れる。そんなねらいを持って少しでもこだわれるようになればもっと上手くいく試合が増えるのではないかと感じました。

もう一つは、

自分でやろうとしすぎているところが多いなと感じました。

そこドリブルじゃなくパスを使えたらもっとゴールに近づけるのに。自分のやらないといけない役割(ポジション)があるのにそこを離れてボールを奪いにいき、逆に自分がいとかないといけない場所にパスが入り失点するシーンなどが多く見られました。

仲間の力を借りると言う方法を覚えてくれるともっと楽に戦えるようになるのになと感じ、『チームで勝とう』ということを試合の間に伝えて、どうすれば良いかをチームでで考えてもらいました。

子どもたちから『声をかける』という答えが返ってきて、その次の試合でさっきまでどのボールに対しても自分で奪いにいっていた選手が「行って!!」と声をかけることができるようになり、これからのチームのレベルアップの兆しを感じました。続けてほしいです。

試合の応援ありがとうございました。これからどんどん熱くなりますが、保護者の皆様も熱中症、日焼け対策を万全にしていただいて、引き続き子どもたちの応援をよろしくお願い致します。

千里ひじりSC     谷口 岳登