5月から始まった全日リーグ。
先週の試合は雨天中止になってしまい1次リーグ3試合目となる試合。
相手は格上のドリームさん。
正直言って厳しい試合になることを想定していました。
この日の試合に向けて守備の部分にフォーカスして練習して準備してきました。
まずは守備から試合を壊さないこと。先日のAQUAチャレンジカップでの試合と同じようにで粘り強く守備をすること。
攻撃はしっかりと守りリズムを作る中で数少ないチャンスをものにできるかどうか。
可能性は低いかもしれませんが勝つチャンスを探しながら準備してきました。
予想外の残念なことは欠席が多かったこと。
有難かったことは当日は曇りでプレーしやすい暑さだったこと。
集合しウォーミングアップ前のミーティングで自分たちのするべきことを確認し、自分たちはこの試合に対してどんな目標を持って臨むのか話し合いました。
みんな、勝つつもりでいたのでコーチとしても本当に心強かったです!!
ウォーミングアップの時に対戦相手のドリームさんがちょうど試合をしていたのでみんなで偵察しました。
試合を観て強さに意気消沈してしまいましたが、実際に見て、相手の特徴や注意するべき選手を確認できて腹をくくることができたと思います。
相手は1トップでした。
先日のAQUAチャレンジカップの試合でも1トップの相手と対戦していたのでビルドアップは落ち着いてプレーできていました。
何度もグループでテンポよくボールを動かして前に運ぶこともできていて力をつけてきたことが見えました。
練習で取り組んできたことが通用する部分もありましたね。
試合は予想通り守備の時間が多くありましたが、集中し粘り強く守ることができていました。
相手の前に立ち縦にドリブルをさせない、簡単にゴールに近づけない、相手に攻撃の時間を遅らせることがしっかりとできていました。
時には2人、3人で相手を囲み方向を限定してバックパスをさせることもできていました。
何度か危ない場面もありましたが、最後の守護者であるGKの好セーブもあり0-0のまま時間が過ぎていきました。
前半残り2分というところでこちらのミスからボールを失い失点。またしてもミスから失点して前半を0-2で終えハーフタイムを迎えました。
0-0のまま前半を終えられることも見えていただけに本当にもったいない失点になりましたが、守備がしっかりと機能して攻撃にもう少しアクセントをつけようと変化をつけようとしたプレーなので、攻めた結果の失点はしょうがないです。
今回の試合から学んでプレーの選択肢が増えることを考えれば良い経験になります。
ハーフタイムに後半のプレーを確認するとともに、前半の自分たちのプレーを振り返りました。
試合前に思っていたより相手がすごくないこと、自分たちが戦えていることをしっかりと感じてくれていたので良かったです。
得体のしれないものは実際より怖く感じるのと同じように、自分たちで勝手に相手を大きくしてしまいますが戦う気持ちを持って試合に臨むことができて一つ壁を乗り越えたはずです。
人数もギリギリの中での試合。
試合の方向性が正しいこと、後半もすることは前半と一緒。
集中力・気持ちを切らさずにプレーすることを確認して後半戦へ。
前半からフルパワーで頑張っていたため後半は少しずつ疲れが見えてきました。
それくらいで戦わないといけない相手。
少しずつ1歩目の対応が遅れてきたりとパワーダウンしてしまい、前半だったら守れていたところが徐々に攻められるようになってきました。
こちらは全力でプレーをしているのでパワーダウンしてやられてしまうのはどうしようもありません。
後半は防戦一方の展開となってしまし失点も重ねてしまいました。
後半に5失点、合計0-7でした。
ただ、この失点の内4、5点は自分たちのミスや防ぐことのできた失点でした。
2点は相手が上手で防ぐことが難しい失点でした。
試合内容を見るとここまで点差が開くような試合ではなかったと感じます。
この試合から見えてきたことは、守備の対応は良くなっているがまだまだ寄せきれていないことが多く、あと1歩分相手に近づくことができれば相手へのプレッシャーが変わります。また、しっかりと相手に体をぶつけること、足だけでボールを奪いに行くのではなく体で相手をブロックした状態で足を使ってボールを奪う力をつけること。
攻撃では3つの状態「フリー・寄せられてる・しっかりマークされている」をしっかりと把握して正しいプレーをすること。
ボールをキープする、ボールを運ぶ力をつけること。
低学年まではドリブルを中心でしたが、高学年でパスを学んでからドリブルとパスのバランスがパスに偏っていることが多くみられます。
ドリブルもパスも価値は同じです。
状況に応じて使い分けられるようにしていきましょう。
体力が無くなってきた時、プレッシャーがかかる時は特に平常心でいることが難しくなります。
このような時は冷静で適切な判断をすることも難しいです。
視野が狭くなるからです。
だからこそ、日々の練習を大切にすること。周りに目を向けること。そしてこれらを続けることが大切です。
試合後、いつも以上に保護者の方々から大きな拍手をもらうことができました。
選手たちの頑張りがプレーから見えてきたからだと思います。
そうやって自然と応援してもらえるような選手、人間になっていきましょう!
保護者の皆様、Jグリーン堺まで1試合のために送迎と応援をありがとうございました!
試合には負けてしまいましたが今まで取り組んできた成果を子どもたちのプレーから見てもらえたと感じています。
格上の相手に最後まで戦い抜いた姿も見てもらえたと思います。
1試合でも多くこういう試合をして、結果にもつなげていきたいと思いますのでこれからも今回のように応援をよろしくお願いします。
伊東