9月7日(土)の試合振り返りをさせていただきます。
まずは、優勝おめでとう!!
6月の試合以降、室内でのトレーニング時間が長くなりその中でパスやトラップ、ドリブルなどの技術を磨いてきました。その頑張りが見られた大会でした。嬉しかったです。
前回のふりかえりでパスコースの作り方の話をさせていただきましたがその中で出てきた相手の背後をねらうパスや、相手と相手の間を通すパスなどが今回の試合の中でたくさん見ることができました。
また、ダイレクトでのプレー(トラップをせずにそのままパスを出すこと)も増えていました。このプレーをするためにはボールが自分の元に来るまでに周りを見てコースを探しておかないといけません。見ずに出してもつながりません。このプレーが多くなってきたということは『先に見ておく』ができる選手が増えてきた証拠だと思っています。
夏の間、頑張ってきたことが実った大会でした。努力をすればその分だけ結果がついてくるという良い経験ができたことがまた次の頑張りに繋がると思っています。次の試合が楽しみです。
逆に、ポジションやフォーメーションといった部分には課題が見つかりましたが、でもこの課題は試合形式の練習の中でしか学ぶことができないので涼しくなり、外で練習できるようになった時にどんどんレベルアップしてもらいたいと思っています。
試合前に子ども達と1つ共有したことをお伝えさせていただきます。
黒字のところが以前から伝えていることで、赤字のところが今回伝えたことです。特にBのスペースはわかりにくいので、まずはAのスペースの選手から確実にパスをもらえるところにポジションをとろうと伝えました。わかってはいるけど難しいプレーを選ぶ選手が多いので勝つためにはどうしたら良いかということをより具体的に話をしました。
チームでどうしようの約束を共有できAからBのところで奪われる回数が少なくなったことで失点が減り勝ちに繋がったと思います。
これからチームで共有することが増えていくことでサッカーがどんどん複雑になっていきます。その複雑さが楽しさであったりもします。
なるべく子ども達にはわかりやすく伝えているのですが、理解する力にはもちろん個人差があります。
『わからないことをそのままにせず、わからないことは聞きにいくこと』
この力はみんなのレベルアップには必ず必要だと思っています。そして、それが自分からできる選手が強い選手になっていくと僕は思っています。お子様が悩んでいたらコーチに聞くよう促してあげて下さい。
暑い中、応援ありがとうございました、次の試合もよろしくお願い致します。
千里ひじりS C 谷口 岳登