9月26日(土)の北摂ジュニアサッカー大会のふりかえりをさせていただきます。
夏の間に練習してきたことがたくさん見られた試合になったと思っています。
ドリブルではボールを触る前にコースを見ることができている選手が増えていたり、相手を抜く時に行きたい方向と反対に一つアクションをいれてから相手を抜こうとしていたり、レベルアップしているところがたくさん見られました。
ディフェンス面では、腕や身体をつかって相手をブロックできていたり、身体をぶつけて相手からボールを奪えたりする選手が増えてきました。
試合前にはゴールを守れる選手がたくさん出てくると失点が減るからそこをがんばろうと話をしました。
試合の中では、ゴール守れている?の声掛けではっと気づいて頑張ってくれる選手が増えてきました。しんどい中で自分で気づき少しでも早く良いポジションに行ける選手がふえてくれるとうれしいです。全員がピンチになるのか、チャンスになるのか考えて動ける選手になってほしいと思っています。
そして、今回の大会で子どもたちから出てきた課題は
シュートが打てなかったからシュートを打ちたい!でした。
相手の逆を取ろうとしたり、フェイントをつかってかわそうとしたりするドリブルが上手くなったのですが、フェイントをたくさん使うことでドリブル自体がゆっくりになってしまい追いつかれてしまうというシーンが多く見られました。
練習で取り組んでできるようになったことにプラスして、スピードにのったドリブルをしながら相手をみてかわすドリブルの練習をしていきたいと思います。
そして、もう一つがパスをしてくるチームへの対応でした。
パスを出してくる相手に対してどうしたら良いのかというところでした。特に大きくサイドをかえてくるようなパスの対応に迷っていました。
普段の練習でほとんど出てくることのないシュチュエーションだったので対応できませんでした。まだ経験不足の部分なのでこれから学んでいきたいと思います。
試合の時には子ども達には、まずは、いつもと同じようにしっかりとボールを持っている選手にプレッシャーをかけること、そして相手の身体の向きや、見ているところからどこにパスをしてきそうかを予測してそのボールをインターセプト(パスカット)できるといいよね。と伝えました。
千里ひじりSCの練習でこのパスをする相手に対してのねらいが出てくる場面は今のところゴールキックとスローインだけなので、伝えられてすぐにプレーに移すのはなかなか難しいです。それでもこのねらいを持ってプレーしようとしてくれている姿が見られて嬉しかったです。
これからパスをしてくる相手に苦しめられることが多くなってくると思います。そして、それによって負けるような試合も多くなってくると思います。
相手がパスをしてくるので「ひじりもパスを使ったらいいやん。」と思う選手ももちろん出てきます。
でも、相手が使ってくるから自分達もということでパスを始めてしまうと、今、積み重ねておかないといけないことを積み残してしまうことになってしまいます。
パスを始める時に積み残していることがあると新しいことにチャレンジしていきながら積み残してきたことにも取り組まないといけないので、子ども達が覚えなといけないことが多くなり、しんどくなってしまう子も出てきます。そうならないようにドリブルのスキルや対人スキル(ディフェンス、オフェンスのスキル)などこれからのことを考えて、今の時期に磨きをかけておきたいと思っています。
明日は、試合の記憶がまだ鮮明に残っているタイミングでトレーニングマッチを行うことができるので、上手くいかなかったことにどんどんチャレンジしてもらいたいと思っています。応援よろしくお願い致します。
千里ひじりSC 谷口 岳登