【U12】10/27(日) 交流試合

全日リーグが終わり中学生に向けて少しずつ自分の進路を考えて動き出した10月。

長い期間試合が続いていましたが5年生にバトンタッチしました。

久しぶりの交流試合となりましたが5年生とミックスでの試合となりました。

6年生にはレベルアップするために課題を与えて試合に臨んでもらいました。

スピードとフィジカルに自信のある選手には狭いスペースでの判断とプレーを意識してもらいながら、自分の特徴を活かすことを話し、足元の技術に優れた選手には仲間と協力してプレーする判断を入れてドリブルとパスをバランスよくプレーする意識を伝えました。

自分の良さを活かしながらも新しい武器を磨き、苦手な部分を克服していく。

これからもっと完成された選手に近づいていきます。

できるだけ何かに特化した選手ではなく、バランスよくそして大きなパラメータの中に自分の得意な部分のある選手になってもらいたいと思っています。

今まで2バックでプレーすることが多かったので3バックでのプレーにも慣れてもらうために3-3-1という形でプレーをしました。

いつもと違うポジションにストレスを感じている様子もありましたが、その中でも諦めず粘り強くプレーしてくれました。

守備では何回かサイドの裏スペースを使われることがあったので守備の役割を確認しました。

①ボールに近い(ボールを持っている選手をマークする選手)はワンサイドカットなどを使って相手のプレーを制限していく

②その選手の次の後ろを守っている選手はカバーをしながら別の方向をさらに制限していく

③さらに後ろを守っている選手はカバーのカバーをしながら(ロング)キックに対応する

④GKはそのさらに後ろを守る

グループ、チームで相手のプレーを制限して選択肢を減らしていきます。

そうすることで相手が何をしてくるか分かりやすくなり、プレーの予測ができるようになります。

ボールの近くまたは自分の体の前のボールは自分が寄せていきます。

ボールから遠くまたは自分の体の背中の方へいくボールは後ろの選手が対応しながら、自分もプレスバック(体の向きを変えて戻りながらボールに寄せていきます。)

このように壁を何重にも作って守る。ことを伝えました。

役割を整理したことで相手のキックもしっかりと対応できるようになり、GKもゴールを守るだけでなく前に出てくることが増えました。

攻撃面ではスペースを見つけたら走り出すこと。特にボールを持っている選手がキックできる状態なら必ず裏のスペースめがけて走ることをまず伝えました。

そしてボールを持っていない時の動き出しと見方を使ったプレー(2vs1)の考え方を伝えました。

パスコースを作ることをこれからもっと意識して取り組んでいく必要があります。

足が止まっている。次を見ていないプレーが多くみられます。

形を覚えていくことも大切ですが、そもそも何のためにそうるすのか、そうしないといけないのか。を考えていきましょう。

もう1つセットプレー時の攻撃のポイントを伝えました。

フリーキックやコーナーキックではまずキッカーが右利きか左利きか確認しましょう。

そしてどちらにカーブするか見極めます。

インスイング=ゴールに近づいていくキック。では相手GKがボールをキャッチしやすく、ボールはシュートをする選手から遠ざかっていくので思いきり飛び込んでいくことが大切です。

アウトスイング=ゴールから離れていくキック。では相手GKはボールをキャッチしにいくのが難しくなります。ボールはシュートをする選手に近づいてくるのでニアからファーで合わせやすいですがゴールの遠いところでシュートをする可能性が高くなります。

守備をする時にはGKがボールをキャッチしにいけるどうかを考えてDFラインを決めます。

インスイング、アウトスイングのどちらが優れているかという話ではありません。

どちらも良いところ悪いところがあるので、それを分かった上でどうやってシュートをするか、守るか考えていくことが大切です。

内容もとても充実したナイスゲームでした!

相手GKの反応が良くシュートを止められるシーンが多かったですがそれだけチャンスを作れていたということです。

そしてかんたんにシュートが決まらないことで最後まで集中してプレーすることができていました。

良かったところ、これからの課題をしっかりと振り返り次の試合でしっかりとチャレンジをしてください。

伊東