【U11 2nd】11/3(日) 小学生大会豊能地区予選

昨日の大雨と打って変わりきれいな秋晴れの中良い試合ができました。

20分ハーフといつもより10分長い試合にも慣れてきましたね!

集合時間前にしっかりと集合できていた子が多くいました。

相手チームのユニホームの色を考えて着替えることができました。

チームの荷物を持って移動もちゃんとしましたね。

そうしていると自然と緊張もほどけていきます。

ウォーミングアップではスタートの声は各自出るようになってきました。

次は仲間と言葉のキャッチボールをしましょう。

「元気出していこう」「しっかり走ろう」「最後までやりきろう」「もっと速く」「ナイスラン」など。

こういう声をだして声かけに声かけを返して続けていくと自然と雰囲気も良くなり気持ちも高まってきます。

ウォーミングアップにハーフタイムのシュート練習、選手チェックと無事に行い試合をむかえることができました。

試合では練習でしたこと以上のものは発揮されません。

緊張や不安で練習でしてきたことを100%出し切ることも難しいかもしれません。

もしかしたら50%くらいしか力を発揮出せずモヤモヤが残ることもあるでしょう。

それでも試合前は「できたらいいな」(ポジティブな目標)を考えてそのために何をしたらいいいかできることを考える。

後はベストを尽くして試合に臨むことです。

正直に言うとみんなの力はこんなものじゃないとコーチは思っています。

そして思いきりよく動けていないことを歯がゆく感じています。

どうにかみんなの心が動き出してくれることを願っています。

そのための第1歩が「声」だと今は思っています。

声は意識が周りに分かる形(=聞こえる)になったものです。

今はチームから何も発していない状態で良いのか悪いのか分からない状態です。

自分のために、チームのためにまずは声を出していきましょう。

試合は相手との差はそこまで感じませんでしたが、守備でかんたんに抜かれる場面が多かったです。

ファウルをしろ。ということではありませんが、ファウルをしてでも相手を止める。という気持ちを持ってもっと粘り強くしつこくプレーしましょう。

こうたろうが1回スライディングでボールを止めた場面がありました。

すごく良かったです!

それくらいまでプレーすることが当たり前なチームは強いです。

守備のポイントとしてはまずは優先順位を整理しましょう。

①インターセプト(パスカット)を狙う、奪う

②相手のファーストタッチ後を狙う、奪う

③相手に前を向かせない

④相手の攻撃を遅らせる

そのためにボールを相手を一緒に見る、見れるポジションから相手をマークする。

ボールと相手の距離に合わせて相手をマークする距離を変えます。

そして良いタイミングでボールを奪いにいきながら優先順位を考えて状況に応じて①~④を切り替えていきます。

ドリブルで抜かれてしまうとマークがずれてしまい1対2など数的不利な状況となります。

その場合は不利な状況を元に戻すことを優先し④から意識してプレーします。

抜かれた選手もボールが近い時はプレスバックしボールを仲間とはさみこむように奪いにいきます。

プレスバックが難しい時は仲間をカバーできるところまでまずは戻ります。

そして戻れたら守備の優先順位を考えて再びプレーします。

誰からボールを奪いに行くのか整理しましょう。

ボラインチのゆうたがいるのにディフェンスの選手がゆうたを追い越してボールを奪いにいく場面が何回もありました。

まずは誰がボールを奪いにいって、誰がカバーするのか。そしてカバーの選手はどのタイミングでボールを奪いにいくのか。

自分がまずはボールにチャレンジする選手なのか、カバーする選手なのか整理したら何をしたらいいか見えてきます。

10月に練習していた1対1をもう一度思い出してください。

あの練習では相手を制限して次のプレーを予測して相手のプレーを上手に誘導できていました。

体の使い方や足の出し方も練習では良かったです。

ここ1ヵ月くらいでGKのれんじゅのプレーが伸びています!

セービングが向上しにペナルティーエリア内でのボールキャッチが増えてきました。

今日のハーフタイムでも前半の修正点を的確に話をしていたので見るところが良くなってきたことが分かりました。

試合中もGKは後ろから全体を見渡すことができるのでたくさん声かけして仲間に気づかせてあげましょう。

ハーフタイムや試合後に伝えることも大切ですが、試合中に伝えたらプレーを修正して結果も変えることができます。

その時にたくさん声かけしていきましょう。

次の課題は腰を落としたまま動く、ローリングダウンのあとに素早く起き上がり次のプレーの準備をすることです。

腰を落としていたら低いボールへの反応が速くなりセービングできるようになります。

攻撃では何回か相手の裏へ抜け出しチャンスを作れていたところはとても良かったです。

常に相手の背後、裏のスペースを狙って動き出しましょう。

特にFWは相手のDFの選手に見られないポジションにいる、作ることが大切です。

相手の嫌がる動き、プレーができるといいですね。

サイドハーフの選手はCBの選手のサポートとサイドの突破両方を意識しましょう。

まずはしっかりとサイドライン付近まで幅をとりましょう。

そしてその位置からボールを持って前に出れるし後ろに下がれるし、中にも入れるようにプレーの選択肢を持ち続けましょう。

相手サイドハーフの後ろにポジションをとることが多いですが、そこまでキックが届くなら問題ありません。

しかし、そこまでキックが届かないなら1つパスコースが無くなってしまいます。

その結果消えてしまっていることが多いので常にパスコースを作れているか意識しましょう。

ボランチはまずは相手を中央に引きつけましょう。

そうすることでサイドのスペースが広がります。

そして相手がサイドまで飛び出す動きが出てくるので次は中央が空いてきます。

その時には必ずパスコースを作っていることが大切です。(前を向かなくてもOK)

ボランチがボールをもらえる状態でいる(相手がそれを意識する)ことがとても大切です。

そうすることで相手は中央を守るかサイドにボールを奪いにいくか迷います。

ボランチが消えてしまうと相手は狙いをもってサイドにはめにいけるようになるからボランチの役目はとても大切です。

実際にボランチがボールを受けることで相手の意識が中央に強くなるので、何回もボールをもらってはパスをつなげるとさらにいいです。

その時には無理して前を向かなくても大丈夫です。CBやGKなどすでに前を向いている選手にボールを渡すだけでも十分です。

CBはGK前の大事な守備の要です。

かんたんに相手を自分たちの後ろにいかせてはいけません。

ボールを奪いにいく姿勢は良いですが、抜かれるリスクを常に考えて冷静にプレーしましょう。

相手のFWが1トップの場合は2人どちらがマークをしてカバーをするのかしっかりと整理しましょう。

基本的に前を向きながらプレーをすることが多いのでボールと相手FWの両方を同一視野でしっかりと見ておきましょう。

今はボールばかり見ています。

もう少し全体を見ながらプレーできるといいですね。

途中からインターセプトが増えて守備が安定していたのでとても良かったです。

続けていきましょう。

次の課題はインターセプトをした後のプレーですね。

パスを出すのかドリブルで自分で運ぶのか。

奪ったボールを安全に攻撃につなげることが大切です。

フリーの選手を前から順番に見つけましょう。

絶対に前ではないので、前が難しそうならななめ前、横、ななめ後ろ、後ろと順番に考えましょう。

後ろには必ずフリーな状態でGKがいることを頭に入れておくと落ち着いてプレーができるはずです。

CBがインターセプトする場面では自分の近くに味方と相手がいてスペースがせまいことが多いです。

常に選択肢を持ってプレーする必要があります。

ボールを奪った後に考えている時間はないからです。

すぐに次はどうするか考え、ボールを奪った瞬間には何ができるか整理しておきましょう。

まずはボールを奪ったサイドの前、遠くから見ていけるといいです。

インターセプトしてそのまま攻撃で前進することが難しい場合は後ろから攻撃をやり直したらいいです。

その時にはパスを出した後にもう1回攻撃のサポートをしてプレーを連続しましょう。

1対1の場面でボールをキープできたら攻撃が安定していきます。

周りの選手も攻撃のポジションについて攻撃準備ができるからです。

まずは相手からボールを奪われないようにしましょう。

その時に余裕がないから周りが見えていません。

相手から遠いところにボールを置いたり、すぐにキックやドリブルができるところにボールを置く、体を上手く使うことも大切です。

そして仲間がどこにいるか見つける。

周りの選手も体の向きやボールの状況に合わせてサポートすることが大切です。

相手に2対1と思わせるだけでプレッシャーが変わってきます。

サポートの動きをする、パスができる状態を作るだけでも相手に影響を与えて自分たちのプレーがかんたんになります。

顔を上げてパスコースを探す様子だけでも相手はパスがあるかもと考えます。

ドリブルやキック、トラップといった基礎的な技術を1番大切にしましょう。

そして常に考えながらプレーしましょう。

連続して動くことができたらもっとかんたんに自分たちのサッカーができます。

今日子どもたちに「何か考えながらプレーしてる?」と質問しました。

何も考えずにプレーしている子どもが多かったです。これは大問題です。

練習していることも考えずにただプレーすることを繰り返している。このままでは成長しません。

このことは危機感をもってこのままではいけないと感じてほしいです。

なにも積み重ねていない状態だからです。

まずは気づきましょう。

自分の良いところも悪いところもどちらも。自分のことをもっと知っていきましょう。

気づいている人は意識しましょう。

意識をしたら頭と体で学習が始まります。

意識している人は声を出しましょう。(オートクライン効果)

声を出すと頭の中でその内容が整理されていきます。

そして行動していきましょう。

まずはかんたんなことから始めましょう。

始めることで今まで気づかなかった新しいことに気づきます。

行動を習慣にしましょう。

週間になれば意識しなくてもできるようになります。

やってみよう!

やればできる!!

逆に言うとやらなければ何も始まりません。

初めから100点は取れません。

まずは1点から。すぐにできそうなところから始めましょう!

そしてあきらめずに続けることが大切です。

次の試合でもまずは1点取る。

そして試合に勝つ!

できるかできないかじゃなくやるんだ!という気持ちです。

この小学生大会がきっかけに何かが変わることを期待しています!

応援にきてくれた1stメンバーのみんなもありがとう!

とても大きな励みになりました。

応援しようというその気持ちが大切です。

これからも仲間を大切にできるチームになっていきましょう!

伊東