小学生大会で惜しくも予選リーグで敗退してしまったチームが集まった大会。
5チームによる総当たりのリーグ戦でした。
結果からいうと5チーム中2位と見事な結果で1日を終えることができました。
4試合で2勝1敗1分けの勝ち点7。優勝したチームが勝ち点10だったのでちょうど1試合分の差でした。
最初2試合は内容がとても良い試合でした。
攻撃はパスがつながりながら前進してシュートまで持っていくことができていました。
味方とつながることができていたのが良かったです。
チャレンジ&カバーをテーマに守備の練習をしていますが、良い守備を練習していたので自然と攻撃の質も高まっていたようです。
これも練習の効果・成果です。
守備の練習をして守備のプレーが良くなると自然と攻撃の質を高めないと成功しません。
攻撃のプレーの質が高まると守備もさらに良いプレーをしないといけなくなります。
一般的に相乗効果といいます。
このような練習は良い練習です。
小学生大会後の1ヵ月で良い練習ができた証拠ですね。
フォーメーションによってはそのまま相手とズレて良いポジションが取れる場合とそうじゃない場合があります。
池田てしまは基本的に2-3-2という形です。
相手も同じように2-3-2や似ている形の2-4-1の場合は相手にマンマークされる場合が多いです。
こういう場合は ①人が動く、人を動かす ②ボールを動かす ③人とボールを動かす の3パターンから考えてプレーをしましょう。
フォーメーションが同じような場合、そのままではパスが通りにくいです。
そのため上の3つから何を動かすか考えることが大切です。
それによって相手のマークを外してパスを受けることができたり、空いているスペースを作って動ける場所を見つけることができます。
ようするに、相手のマークがはまっていてパスが出せない状況なので意図的に相手のマークをズラす動きが必要になります。
このような動きを使わないでプレーをするとしたら ①ドリブルで相手を抜く ②相手を背負った状態でパスを受ける ことが必要になります。
どれも必要なプレーです。
相手を見ていつ?どこで?どんなプレーをしたらいいか考えましょう。
相手を背負いたくなければ相手のいないスペースに人かボールを動かしましょう。
相手を背負ってもいいと思うならそのままでかまわないのでパスを要求して味方に分かりやすくパスを出していいということを伝えましょう。
チャレンジ&カバーの練習をしてきて基本的な部分は少しずつ意識してできるようになってきました。
もっとボールとゴールを結んだライン上から守ることを意識しましょう。
自分たちの守るゴールに背中を、相手(ボール)におへそを向けてプレーをできるようにしてください。
まだまだラインの横から見ていることがあります。
そしてボールがどこにあっても一緒です。
特にボールがサイドにある時に、逆サイドの選手が相手のクロスが入るまでにカバーのポジションまで戻れていないことがたくさんあります。
そのせいでボールの近くの選手がボールを奪いにいくことができなくなります。
後ろを守れているからボールを奪いに前に出ていくことができます。
それができるとサイドからクロスをさせない守備ができます。
それによって失点のリスクをさらに小さくして、攻撃のチャンスを大きくすることができます。
それくらい大切なプレーです。もっと個人でもチームでも意識していきましょう。
このチャレンジ&カバーの話とつながりますが攻撃と守備の切り替えを速くしましょう。
そのためには準備が必要です。
次にどんなプレーが起きるか予測して備えておきましょう。
3つくらいのプレーに備えて予測できると切り替えが速くなります。
サッカーはプレーの連続です。
自分がボールを奪うつもりでいても他のところにパスが出ることもあります。
そうした場合でもボールを奪うこと以外にもやるべき守備があります。
例えばチャレンジ&カバーのカバー。他にはセカンドボールの回収。
できるだけ速く違う守備の役割に切り替えて動けるようにしましょう。
前線の選手はディフェンスの選手がボールをはね返してくれたら相手より速くそのボールを回収してマイボールにしなければいけません。
守備の意識は全員一緒です。そのことは忘れないでください。
チャレンジ&カバーのれんしゅうでボールとゴールを結んだライン上を守る意識がでてきました。
試合ではそのようなラインがいくつもあります。
自分が担当するラインがどこか、チームで守るラインはどこか意識しましょう。
このラインがイメージでも見えてくるとかなりプレーしやすくなるはずです。
必ずゴールまでのルートがあります。
そのルートをボールがゴールにたどり着くまでに止めることができたら守備の勝ちです。
そのためにもどこにいたらいいのか。
どこからどこに向かって動くのか。動く方向を整理しましょう。
そして自分の見方と相手への影響を考えてプレーをしましょう。
1日の大会で4試合をしっかりと戦い抜き良い結果につんがりました。
前半は好調で後半に失速してしまったのでチームとして調子を維持していくことができるようになるといいですね。
1つずつ上を目指してこれからもサッカーを楽しんでください。
伊東