クラブアンケートにご回答いただいた皆様ありがとうございました。いただいたご意見を真摯に受け止め、これからも子どもたちと関わっていきたいと思います。
その中で、試合でのチーム分けのねらいや、対戦相手の違いについてのご意見をいただきましたのでお伝えさせていただきます。
まず、チームの分け方のねらいについてお伝えさせていただきます。
3年生のこの時期にはチームで勝ちを目指す経験をたくさん積み重ねて欲しいと思っています。チームでやりたいことを共有し、勝ち目指す。この経験を積み重ねていく経験をしてもらいたいと思っています。やろうとしていることをチームで共有するには時間がかかります。
なので、練習も含め、同じようなメンバーで行い、時間をかけてレベルアップをするために最近はチームのメンバーの入れ替えをあまり行いませんでした。そうしてきたことの成果が最近の試合のプレーの中に見えていると思います。
上がったり、下がったりチームが変わる経験は4年生になるといやでも味わう回数が増えると思いますので、今は試行錯誤して、チームで勝つことの嬉しさを感じられる経験を積み重ねて欲しいと思っています。
また、自分が全力を出しきったと感じないような試合を経験してもレベルアップには繋がりにくいとも思っています。
自分がチームに必要とされている、少しでも力を抜くと負けてしまうのような試合を繰り返し、勝ち負けを自分事として感じることのできるチームでの経験が大事だと思っています。3年生の残りの試合、一人ひとりがチームでの役割を感じ、チームのみんなで勝ちを目指してがんばり、それが個人、チームのレベルアップにつながってほしいと思っています。
対戦相手の組み方についてのねらいもお伝えさせていただきます。
東丘での試合で対戦しないチームがあることがよくあります。そのねらいをお伝えさせていただきます。
試合を組む時は、自分たちが積み重ねてきたことが成功する感覚、それで勝てると感じることができる試合を繰り返し味わってもらえるように対戦チームを調整しています。
子どもたちにも圧勝、大敗、拮抗した試合のどれが1番レベルアップしそう?尋ねたことがありますが、拮抗した試合と答えてくれました。大差で勝つことや、大量に失点して負ける経験は学年が上がっていくと必要な時もあるかもしれませんが、今は拮抗したレベルの対戦相手で成功体験と失敗、そして話し合って考えたことが成功する体験を繰り返してほしいと思っています。
ただ、対戦相手のねらいを達成するためには対戦相手の確保が必須となりますので、うまく対戦相手が揃わなければこのねらいが出しにくくなってしまいます。できる限り子どもたちに良い経験を積んでもらえるように対戦相手の確保は努力していきたいと思います。
試合での対戦は少なくても、練習ではいろんなメンバーと対戦できるトレーニングを行なっています。1対1から始まり、2対2、3対3では自分達でメンバーを組んで対戦できる練習をしています。勝ちたい、負けられないなど色々な気持ちがぶつかって面白いゲームを見せてくれています。最近の練習についてまたお子様と話をしてみて下さい。
このそれぞれのねらいを保護者の皆様と共有できていなかったことを反省しております。もっと早くお伝えできていれば試合のたびにチーム分けや対戦相手で保護者の皆様がやきもきしなくて済んだのだと思うと本当に申し訳ないです。これからは、気になったことがあればその時に聞いて下さい。いつでもお話しますので遠慮せずに来ていただけると嬉しいです。
3年生も残り僅かですがどうぞよろしくお願い致します。
千里ひじりSC 谷口 岳登
写真は関係ないのですが、背番号決めでの一枚を載せてみました。希望番号が重なった子たちが勝負に向かう前の気合いの入った一枚です。
