3年生 ラストマッチを終えて               

大変遅くなりましたが、3年生のラストマッチの振り返りをさせていただきます。アップしたつもりになっておりました。申し訳ございませんでした。

試合の中で子どもたちには、『勝つことが全てではなく、その過程でどれだけ上手くなれるかが大切』という話をしました。

もちろん、負けて良いとは言えませんが、結果以上に試合の内容が重要です。たとえ負けたとしても、前回の試合よりも自分たちがやりたいプレーが多くできていれば、コーチは嬉しいと伝えました。そして、勝利を得ることは決して簡単なことではない、ということも伝えました。

試合中、子どもたちが目指すプレーを共有することで、素晴らしい試合展開となり、子どもたちは自信に満ちた表情を見せてくれました。この成功体験の積み重ねこそが、子どもたちの成長には不可欠だと改めて感じました。

一方で、大差で負けてしまい、諦めかけている様子の見られたチームには、厳しく言葉をかけました。すると、子どもたちはそれに応え、やり切った顔で戻ってきてくれたのです。その姿を見て、本当に嬉しく思いました。しかし、勝利には届かなかったため、今日の気づきを日々の練習で克服していこうと伝えました。

この一年間で、子どもたち一人ひとりが本当に大きく成長しました。保護者の皆様には、他の子と比べるのではなく、その子が頑張っていること、成長していることを認めてあげて、これからもどんどん前向きにチャレンジできるよう、温かい声をかけてあげてほしいと思います。

連絡が遅れたり、練習の意図や狙いの説明が不足していたりと、保護者の皆様にご心配やご迷惑をおかけすることも多かったと思います。申し訳ございませんでした。

毎日、どうすればみんながレベルアップできるのか、どんな言葉をかければ子どもたちの心に響くのか、何がその子の成長のきっかけになるのか、サッカー選手として、そして人としてより良く成長してもらうにはどう伝えれば良いのか、常に考えながら子どもたちと過ごしてきました。

悩むこともありましたが、子どもたちと関わる時間は本当に楽しく、子どもたち一人ひとりがとても可愛らしく、サッカーを通して私自身も一緒に成長させていただきました。

4年生に進級し、学年が変わることに不安を感じているお子さんもいるかもしれませんが、子どもたちは自分自身で、そして仲間と一緒に、なんとかできるところまで成長してくれていると信じています。これからは、みんなで助け合いながら、サッカーを楽しんでほしいと願っています。

練習や試合で直接関わる機会は減りますが、これからも子どもたちの成長を応援しています。何か心配なことや困ったことがあれば、いつでも遠慮なくご相談ください。

一年間、本当にありがとうございました。                           谷口 岳登