3年生 試合でのメンバー分け(チーム)について

3年生全員のレベルアップを目指して新たに取り組むこと

3年生がスタートした時に配信させていただいた『3年生で大切にしたいこと』にも少し書かせていただきましたが、これから試合参加するメンバーをこちらで分けさせていただきます。その分け方について少しお伝えさせていただきます。

これからも今までのように複数のグループに分けて試合に参加しますが、どちらも同じ『千里ひじりS Cの仲間』という思いをみんなに持ってほしいと思っています。そして、その中でみんなが切磋琢磨し合いながらレベルアップして欲しいと思っています。メンバーを分けますが、今はどちらが強いとかではなく、どちらのグループも千里ひじりS Cの仲間でみんながレベルアップできるように試合に参加しているという考え方を持ってほしいと思っています。

 そして、もう一つはメンバーを分けることで同じ目標に向かってチャレンジできるということです。
普段の練習でもグループを分けて、練習内容に違いのあるトレーニングを行っています。その理由としては、子ども達は個々に理解、上達のスピードが違います。今できるようになろうとしていることそれぞれで違い、メンバーが同じねらいを持ってトレーニングに取り組めるようにしています。今回のメンバー分けも子ども達が個々に抱える課題に試合の中でチャレンジできるように、そして、同じねらいを持っていつも一緒に練習に取り組んでいるメンバーと試合に参加し、練習で行ってきたことをメンバーで共有し、試合で試すことができるようにということをねらいにしてチームを分けさせていただきます。

メンバーを分けることでよく出てくる子ども達の姿について

ねらいを伝えていてもやはり子ども達はレベルで分けられていると感じる子どもが多いと思います。サッカーでのできることだけで考えるとそういう風に子ども達からは見えると思います。なので、メンバー分けを見て、嬉しくなる子どももいます。そしてちょっと天狗になって、相手の気持ちを考えることを忘れて『強い方、弱い方』のような言い方をしてしまうことがあります。

私の今までの経験上、男の子にはよくあることです。3年生〜4年生ぐらいになると子ども達も成長し、自分がチームでどのあたりにいるのかということが理解できるようになってきます。理解して受け止められる子もいれば、理解しているからこそ言い争いになることもあります。普段からそうならないようにと『強いサッカー選手ってどんな人だろう?』『サッカーだけ上手い。じゃなくていろんなことに気を配れる、考えられる人になりたいよね』ということを子ども達には伝えているつもりです。

 もし、お子様から見下されたような言い方をされたなどの話があったときには、その考え方を改善し、みんなが成長できる良い話し合いの場を作るきっかけになりますので谷口まで伝えるようにお子様に促して下さい。よろしくお願い致します。

保護者の方へお願いしたいこと

自分が思っていたメンバーではなかったことでショックを受ける子どももいます。今までの千里ひじりSCの中ではなかなか起こらなかった経験や気持ちを今回初めて感じる子もいると思います。私はチームスポーツをする中での貴重な経験の一つだと思っています。

自分の思いと違ったことで「もっとサッカーが上手くなりたい!」とスイッチが入る子どももいれば、少しマイナスな気持ちになる子どもも出てくると思います。保護者の皆様にはそんなお子様の気持ちをマイナスからプラスの方向に、プラスの子はより気持ちに勢いがつくようにお子様の背中を押していただきたいと思っています。

どこをどう頑張れば良いのか谷口まで聞きに行くように促して下さい。本人の良いところとチャレンジしてほしいところを伝えたいと思っています。明確な目標ができると子ども達も練習に取り組みやすくなります。そして苦手なところを頑張った結果、試合で良いプレーができたり、思っていたグループに入れたりするとより自信につながると思います。

同じ気持ちを持って練習している子もたくさん出てくるので簡単に思い通りにいかないこともありますが、チャレンジを続ければ良い方向につながる、成功するという経験をここでも積んで欲しいと思っています。この気持ちに至るにも個々の成長の差がありますので今回まだそう感じていない子も成長していくにつれて感じられるようになります。その子どもの気持ちの成長も楽しみにして見守ってあげて下さい。

これからもメンバーは子ども達の試合や練習での姿を見て考えていこうと思っています。同じメンバーで繰り返して試合を行うことのメリットもありますので、こちらでベストな状況を考えてメンバーを組んでいきたいと思っています。3年生から始まるメンバー分けが子ども達のサッカーに対する気持ちをより一層熱くするきっかけになっていけばと思っています。

ご理解、ご協力をどうぞよろしくお願い致します。

長々とわかりにくい文章で申し訳ございませんでした。ご不明な点や、ご相談等がございましたらいつでも谷口までお問い合わせください。

                               千里ひじりS C     谷口 岳登