全日リーグ2週目、3,4試合目を行いました。
本日1試合目に対戦するフォルテさんの試合をウォーミングアップ中に分析し対策を踏まえて試合に臨みました。
やるべきことは今まで取り組んできたことの中に入っていますが、ウォーミングアップで再確認。
チャレンジ&カバーの徹底、相手GKとDFにはボールを持たせてミドルサードにおけるサイドスペースでボールを奪う。
この2点がポイントでした。
試合はほとんど狙い通りに進めることができました。
各ポジションの選手が自分のタスク(役割)をしっかりとプレーできていました。
決定機が少ないながらも互角に試合を展開していましたが、相手の中央での縦パスから左サイドに展開、左サイドを深くまでドリブルで突破からゴール前にクロス、そのクロスを押し込まれ失点。
実はこの失点シーンでは3回守れるチャンスがありました。
①中央の縦パス
②左サイドのドリブル
③ゴール前へのクロス・シュート
それぞれ3つのシーンでは以下のようなプレーができたら防ぐことができました。
①は相手に寄せきり前向きにターンをさせない。2人で挟み込む。
②はサイドに追い込む。またはクロスボールに対して足を出しカットする。中央を守るCBとGKはゴール前の守るべきポイン ト(ニア・ファー・マイナスの3か所)の位置を取りながらクロスボール対応をする。
③はゴールを守るための的確にポジショニングをすることと相手より先にボールを触る。またはシュートを打たせない。またはシュートをブロックする。
②に関しては2試合目の千里ひじり戦でナイスプレーが見られました。
後ほど振り返ります。
2失点目は同じような展開で右サイドからゴール付近中央にボールが入りシュート。
シュートに対してゆうせいが足を出してブロックするも足に当たってコースが変わり、GKのるいが反応間に合わず失点。
1失点目と比べて③のシュートへの対応は見れたので試合の中で良かったシーンでした。
随所にひとり一人で良いプレーは見れています。この試合最初のちゃんすは池田てしま。
裏のスペースに抜け出したあおいが相手GKと1対1の場面でGKの横に丁寧にシュートを流し込むもわずかに横にそれてしまいました。
プレーの意図が見れたので惜しいシーンでした。次は絶対にゴールに決めれるぞ!
勝つこともできる試合だっただけに惜しい試合でしたがその分これからの伸びしろがあると考えれば良い経験になりました。
2試合目の千里ひじり戦。
絶対に負けられない。なんかしらんけど勝手にスイッチが入る。GWでも兵庫県たつの市まで行っても戦う、そんな運命に定められたかのようなチームとの一戦(笑)
お互い2-3-2というフォーメーション。
この場合、自分の相手が誰か分かりやすい(マンマーク)状況になります。
こんな試合では選手間のスペースをいかに守るか攻めるかが大切です。
守るときにはスペースに位置し自分の相手を注視します。ボールが入るタイミングがボールを奪うアクション。
ゾーンディフェンス(スペースを守る)⇔マンマークディフェンス(人を守る)を状況に応じて入れ替えることが必要になります。
攻撃も守備の裏返しです。
味方の立ち位置にばからパスを出しても相手に狙われボールを受ける選手の状況が良くなりません。
まずはフリースペースを狙いながら相手を食いつかせるために人にパスを出して相手を動かします。
フリースペース⇔フリーマンを使い分けることが大切です。
試合は序盤にCBの裏に抜け出されて失点。
CBとGKの3人の間のスペースの守り方を改善する必要があります。
失点後すぐに点を取り返すことは素晴らしいところでした。
失点後は集中力が低下しますがギアを落とすことなく次のプレーができました。この点が点を取り返すことのできた要因だと思います。
得点のシーンでは前からディフェンスのプレッシャーをかけ相手DFのミスを誘発しこぼれ球まで連続して走りプレーできました。
豪快に足を振り切りゴールネットを揺らした素晴らしいゴールでした!
1試合目のところで少し話が出ましたが、相手のサイド攻撃に対してボランチのしょうとが辛抱強く中央のスペースを守りパスコースを限定してくれたおかげでサイドの選手が相手のドリブルにしっかりついて対応し難しい状態でクロスボールを上げさせました。クロスボールはしょうとを中心に中央の選手がしっかりと反応し処理することができました。
相手のサイドからの攻撃に関して完璧な対応でした。
意識的にプレーでできていたら今後何回も対応することができます。
無意識のままでは次に再現することが難しいので放置せず振り返りを必ずしましょう。
相手のオフサイドの多さに助けられましたが、DFの選手を中心に意図的にポジションを取りオフサイドにかけていたら問題ありません。
ただ、オフサイドにかけることを失敗した時のリスクの大きさは覚えておいてください。(最低でもGKと1対1の状況になる)
全体的に球際を強く戦い、攻撃時は左サイドを突破しゴール付近まで侵入するシーンが多く相手を圧倒するプレーが良かったです。
今の池田てしまのチームは個人で相手を上回ることが難しいです。
しかし、相手から逃げていては活路は見出せません。
個々のレベルアップは必要不可欠ですが、同時に集団での強さで戦っていかなければなりません。
一方的なコミュニケーションではなくキャッチボールのようにお互いを行き来するコミュニケーション。
選手と選手の繋がりを太く強くしていきましょう。
保護者の人たちだけでなく4年生や5年生も多く6年生に試合を見に来てくれました。
学校の先生も応援に来てくれたみたいです。多くの人がみんなを応援してくれています。
応援してくれる人たちにどんな姿・プレーを見てもらいたいですか?
保護者の方、4年生、5年生のみんな、本日も暑い中応援ありがとうございました。
これからもリーグ戦が続いていきますので引き続き応援よろしくお願いします。
伊東