【5年生】5/27(土)JCカップ

箕面市の小学校が運動会でメンバーが揃わない中追加召集で参加してくれた4年生の奮闘が目立ちました。

もちろん5年生の頑張りがあったからこそ1日を戦い抜くことができました。

8人ちょうどと交代のできない事態でしたが無事に全試合を乗り切ることができました。

全員が試合にフル出場することで最後まで力を出し切れたこと、最後の試合を2-1と接戦をものにできたことは、苦しい状況でも最後まであきらめずプレーすることの大切さを成功体験で感じ、今後同じような状況においてもやればできる!とプラスのメンタルに持っていくことが強さを身に付けることができました。

ウォーミングアップは初戦の秦野FCさんを想定して3vs1の練習を入れました。ボールを持っている選手に対してプレスが強いことが分かっていたのでグループでボールを回して保持することを理解することが狙いでした。

試合の中ではGKのなぎ⇒CBのかんた⇒右SHのさくへとボールをつないで前に運んでいくことができていました。

ゴールまでの半分はボールを運べるようになってきました。

その後が続かないのは次のプレーを予め見て、どんなプレーができそうか予測が立てられていないことが原因です。

このエラーはポジショニングを早くすることで改善することができます。

遅くても自分にボールを出してくる選手がボールを持つ時には良いポジションについていなければなりません。

このポジショニングが早ければ早いほど、良い準備をして相手との駆け引きをすることができます。

駆け引きが自分を優位にすると同時に仲間にも良い影響を与えてくれます。

4vs2という状況で見てみましょう。

自分のことを②または③の選手だと思って考えてみてください。

ポジションは ①センターバック ②③サイドハーフ ④フォワード 

①から④の方向が攻撃方向です。

1、自分がフリーでパスを受けられる

自分(②または③)がパスを受ける
パスを受けて④にパスをつなぐ

2、自分にマークがついているからパスはもらえないが、その代わりに④の選手がパスをもらえる。

自分(②または③)はボールをもらえないが④はボールを受けられる
ゴールに一番近い④にパスが通る

どちらも④のフォワードの選手にボールを運ぶことができます。

違うのはダイレクトに渡すのか、リレーみたいにつないで渡しているのかだけです。

ポジショニングを早くし良いポジションにつけると受け取ったボールを次の人までつなぐことができます。

現状はボールを受け取るところまで。そのタイミングで相手が近づきタッチアウト。(ボールの奪い合い)

半分出来て半分間に合っていない状態なので、残り半分のプレーをできるように早くポジショニングをできるようになりましょう。ポイントはボールから目を離して動くことです。

これ以上は話が細かく長くなりそうなので別の機会にしておきます。

初戦は1vs1のボールの奪い合いで勝てなかったこと、そもそもボールを競り合いにあまりいけなかったことが試合を優位に進めることができなかった要因です。

もう一つDFとGKの間のボールをどちらが処理するの?という問題が起こりましたが、ハーフタイムに考え方を伝え上手く処理できるようになりました。

まずそれぞれの前提状況です。

DFは後ろを向くので状況があまり見れていない。GKは前を向いているので状況をしっかりと見れている。

このような状況下でのプレーとなるのでGKが主導権を持ち、どちらの選手が処理するべきか判断しDFに伝えます。

DFはGKの判断をもとにプレーをサポートします。①パスコースを作る ②相手FWをボールに触らせないようブロックする。(GKが安全に処理できるようサポート)

このあたりは上手に対応ができるようになりました。

2試合目のヴィエント豊能戦は1試合目の反省点を活かして試合を進めることができました。

この日は右サイドでのビルドアップがうまく機能していました。

右サイドで相手コートに入りボールを前進させていたかんたに、中央にいたあおいがパスを要求しボールを受けたあおいがドリブルからシュート!見事なゴールとなりました。

この得点シーンでは個人のプレーが良かったのはもちろんですが、チャンスを見つけパスを要求したあおい。「パス」ではなく「パーーース!」と仲間に気づかせる声のトーンや大きさが👍

右サイドから攻めようとしていたかんたがあおいの声に気づき、すぐさまプレーを合わせられたことも👍

サッカーでは瞬時に判断しなければならない時があります。臨機応変に仲間と協力して対応したプレーができたところは素晴らしかったです。

この臨機応変さはサッカーにおいて欠かすことのできない要素になります。

予選を1勝1敗と2位通過しました。

午後には五月丘FCさんとの3位決定戦。

3位決定戦に向けて気合の円陣!

お昼のお弁当タイムと昼休みでまったりモードに。

そこから上手く戦闘モードに切り替えられなかったのか、疲労が見えてきたのか動きが良くない。

歯車がかみ合わずチームとしてパワーが出ない。

お互い1点ずつ取りどちらも気の抜けない試合となりました。

交代選手がいない中、最後まで粘り強くプレーをして決勝点を取ることができました。

相手チームも最後まで諦めずにプレーをして失点が決定的な場面もありましたがGKのなぎを中心に全員で守り抜き終了のホイッスル。簡単ではありませんでしたが2-1で3位フィニッシュとなりました。

閉会式。3位の表彰

閉会式ではこの大会を主催してくれた池田JCさんが豪華な景品を用意してくれました!

3位のトロフィーに賞状、副賞のガンバ大阪グッズと全員が景品をもらい1日頑張ったかいがあったかな!?

副賞をかけ、ここでも負けられない戦い(笑)

今回のMVPはなぎ。大きなトロフィーをゲット!おめでとう!!

全員で今日の1日を振り返り自分を含めてトロフィーにふさわしい選手を選びました。

ミスもあったけど3位決定戦でのビッグセーブが受賞の理由かな。みんな納得のMVPとなりました。

全員でMVPを決めた理由は自分がみんなが納得すること、理由を考えること、自分なりに試合を振り返ること。

自分たちで決めるからこそひとり一人がサッカーに対して責任を持つことになります。

責任があるからこそ選択の自由があり、価値が生まれます。

人間としても大きくなってほしいですね。

少しずつだけど着実に力をつけてきている印象を感じた1日でした。

保護者の皆様、本日も1日暑い中応援ありがとうございました!!

ガンバ大阪グッズを持って。はい、ポーズ

伊東