12/2(土) 6年生 MUFG予選(vs 島田FC) ふりかえり

久しぶりの公式戦でした。

約半年間続いた全日リーグから日にちが経ち、具体的な目標となる試合も見えずらい期間だったと思います。

このような期間はどうしても楽な方に傾いてしまいます。

12月から最後の公式戦が始まることは伝えていましたが周りからも公式戦という雰囲気も感じられず公式戦呆けしていました。

試合後に公式戦の準備が万全だったか。油断があったか。質問してみると油断していた子どもが多かったです。

あらためて1から準備して臨む難しさを選手とともに学びました。

大会があるないという外的要因に左右されず変わらずに取り組むためには「目標」が欠かせません。

できる限り遠い未来でどうなっていたいのか。ゴールを目指して進んでいる途中に各大会や中学生に進学するというイベントが起こる。そのイベントをクリアしていくことでゴールに近づいていくというイメージを持ってくれたら嬉しいです。

久しぶりの公式戦の中で思っていたより焦った、落ち着けなかった、上手くプレーできなかったという体験談がありました。

このような視点に子どもたち本人が目を向けられるようになり大きな成長を感じました。

気づきことができたら改善策を思い描くことができます。

あとは行動あるのみ。いつから始めるかです。

今日が人生で一番若く時間のある時です。最初から完璧である必要はありません。まずは思い描いた解決策をやってみましょう。

試合はこちらの思い描いた試合のストーリーになりつつあるところ完全に支配することができず、ところどころ苦しい場面も作ってしましました。この原因はふりかえり冒頭であるように自分たちの準備不足が招いたミスです。

試合開始すぐに相手のフォーメーションを確認することができましたが、その上でこちらはどんなプレーをすることが相手を苦しめるか。そこまで考えること、求めることが必要だったと思います。

試合は止まりません。点数が変わり、メンバーが変わり、ポジションも変わることがあります。

その時々に止まって確認することはできません。プレーをしながら同時に解決策を考え行動する高度な自主性と協調性が求められます。

教科書を忘れた子がいたら一緒に見せてあげる、鉛筆が無くて困っていたら貸してあげるようにささいな気配りができるだけで解決できるような問題です。

歯車が少しずつかみ合わずそれによって生じた小さな隙を突かれた。すぐに対処出来たら歯車もかみ合い問題がなかったと思いますが放置した結果手間をとられた感じです。

試合は2-1でなんとか勝利しました。

勝たせてもらえたという感じでしょうか。

内容はどうであれ久しぶりの公式戦を勝利して次を迎えられることは重要です。

万全ではないものの一人ひとりの頑張りが呼び込んだ勝利でした。

右サイドハーフのゆうせいが自陣奥深くまで相手のドリブルに対応してくれたおかげで右サイドの守備は安定していました。

ゆうせいのねばり強いプレーはチームに安定をもたらせてくれました。

攻撃面ではもう少し縦への突破力がほしいところですが状況を見てバックパスも使いチームでボールを持つことに貢献してくれました。

センターバックの後ろのスペースをGKのるいがボールを拾ってくれたおかげで大きなピンチを未然に防いでくれました。

スタートのポジションがもう少し高い位置だともっと落ち着いて対応できたと思います。

いくつかあった相手のシュートもしっかり反応し相手にセカンドチャンスを与えずシュートストップできていました。

相手のクロスにも勇敢にパンチングで対応できていて素晴らしかったです。

ボールを持った時にロングキックが多かったので全体的な試合の流れや人の流れを見て速く攻めるかゆっくり攻めるか見極められるようになればいいです。

センターバックのたつおはディフェンスの面では相手に強くいく、ボールを奪いに行くところはすごく良かったです。

ビルドアップのところでは次にどんなプレーをするのか?選択肢をもってボールを受ける、運ぶことができたらよかったです。

りょうすけはボールを運ぶところがとても良かったです。今日の試合はりょうすけがボールを前進させたところからのパスコースが作れていたらもっと一方的な試合になっていました。

りょうすけ自身もパスが出せないと気づいた時にもう少し早くバックパスやサイドチェンジに切り替えることができたらボールを奪われずにプレーできました。

しゅんのすけは中央で安定した守備をしてくれました。

ゴール前にいるだけでなく、ボランチやサイドハーフのカバーをタイミングよく行い相手にスペースを与えずに守ってくれました。

攻撃面ではもう少しボールを運べるようになり後方からビルドアップを助けてくれることを期待しています。

ボランチのしょうとは真ん中から気配りをしてサイドを中心に必要な時にカバーをしてくれました。

中央で門番のように相手の攻撃を受け止めサイドに誘導してくれたので守備が安定して対応でき攻撃への切り替えをスムーズにしてくれました。

途中から右サイドハーフで出場したかいりはほとんど後ろへ相手を侵入させず右サイドにふたをして、中央からサイドへのパスを見事にブロックしてくれました。攻撃でのアクセントをつける意味もこめての出場でしたが試合展開もありロングキックが多くなったためか攻撃時にあまりボールをもらえなませんでした。

途中フォーメーションを変更したのでボランチでもプレーしましたがしょうとと連携して中央を守り高い位置でのプレッシャーや攻撃への姿勢を見せてくれたことは良かったです。

しょうともかいりもどちらも攻めに行く場面があったのでお互いのプレーをよく見て縦の関係を作れるように気をつけましょう。

左サイドハーフのだいちは後半に貴重な勝ち越しゴールを決めてくれました!

攻守にわたりハードワークをしてくれました。

だいちの左サイドからもっと相手に圧力をかけにいきたかったので相手ともっと1vs1の場面を作れてもよかったです。

スタートポジションがやや後ろであること、ポジショニングが遅いことが原因でしょう。

守備でもサイドバックのように下がりすぎているからボールへの寄せが甘くなっていました。

最初から守りに入っているから思い切りボールを奪いに行けていないことが起こっています。

その点だけ改善したら左サイドは独壇場になっていたはずです。

だいちと交代し左サイドハーフに入ったゆうとは丁寧なパスで前線、フォワードにボールを何度もつないでくれました。

中盤から前線へのパスが繋がるかどうかはとても重要で良くも悪くも試合の流れを変える力があります。

チームの攻守のバランスを安定化してくれました。

攻撃面で何度もゆうとがプレーできたということは守備においても相手に突破されていないということでもあります。

守備でも相手に崩されることが少なかったです。ボールを奪いに行く意識があったからでしょう。

最後にフォワード。

スタートメンバーのあおいは中央から左サイドを中心にドリブルで相手を突破しゴールへ向かう力が発揮でしていました。最後のシュートのところで良い態勢を作れたら枠内シュートは増えるでしょう。

GKとの1vs1を落ち着いて交わしての得点は素晴らしかったです。

中央→サイド→裏のスペースというランニングもありました。

相手のディフェンスラインに脅威を与えてくれました。

あおいと共に出場したしょうきは中央でボールを受けてよく収めてくれました。

前線でのためがあるとラインを押し上げ攻撃が活性化します。あおいとの連携もとても良かったです。

何度か縦のパスを引き出すためにボールをもらいにきてくれたことは今日の試合で必要なプレーだったのでとても良いアクションでした。

あおいもしょうきも相手ディフェンスとの駆け引きは良かったですが、もう少しライン間に入ってきて縦パスを引き出すことと相手のディフェンスラインを破壊することを意識してください。

ボールを持っていない時のアクションが改善されればもっと自分で攻めるという良さが際立ちます。

後半から出場したゆうまは前線での守備が良かったです。相手のサイドバックのところでゆうまがボールを奪ってくれたシーンがありました。フォワードでも守備は必要です。フォワードでボールを奪うことができたら一番早く簡単にシュートまで持っていくことができます。前線から相手にプレッシャーをかけていくことで相手の攻撃を弱体化できます。

ゆうまと共に出場したりお。1度相手のライン間の絶妙な位置でボールを受けることができました。とても良い位置でボールを受けて前を向くことができました。相手ディフェンスに対してとても良い状態でプレーをスタートできます。さらに仲間もサポートの動きがしやすくなりドリブルだけでなくパスといった連携も取りやすいです。

ポジション関係なく他の選手も真似してほしいプレーでした。

これからも今日みたいなプレーを見れることを期待しています。

フォワードの選手全員に共通していることは守備の貢献度です。相手に対してボールを奪いにくという意思表示がほとんどありません。そのためボールを前進させられたり展開されたりしています。

相手の攻撃の出鼻をくじくためには前線からの守備が必要です。

チームでボールを奪うためにボールに対してプレッシャーをかけて相手が落ち着いてプレーできないように牽制してください。

こちらの不注意が招いたミスによる失点。

センターバックからの横パスにゴールでGKと反対のセンターバックが同じ位置にいたことから相手にボールをひっかけられてこぼれ球を押し込まれました。横パスでなく縦パスにすることはできなかったか?相手の位置を把握していたか?味方の位置を把握していたか?ボールを受ける位置は良かったか?原因はいくつかありますが何か1つでも防ぐことができたら無くなっていた失点です。今日の試合から学んだことは同じ過ちを繰り返さないこと。

全員があきらめなかったから追いつき追い越し終わらせられた試合です。

小学生での最後の公式戦です。

5チーム中2チームだけが予選リーグを突破できます。

残す相手はTSK粟生、ダイヤモンド大阪、フォルテと簡単ではない相手。

チャンスは十分あります。

自分たちの手からチャンスがこぼれ落ちないように、しっかりつかんで離さないように過ごしていきましょう。

保護者の皆様、本日も寒い中応援ありがとうございました。

最後の公式戦を子どもたちが思う存分闘い最高の結果を迎えられるようこれからも応援をよろしくお願いします。

伊東