この日は前日からの雨によりあいにくのグランド状況でした。
もともと試合準備とウォーミングアップのため早めに集合となっていたこと功を奏しました。
地域のグランド、友好チームとの交流試合。どのチームも同じ気持ちだったようです。
みんなで試合の準備をする。サッカーができるそれだけではないということですね。
グランドに行くと水たまりが多く準備が大変。
3コート分のライン引きにゴール運び、ゴールネットをつける、水たまりをスポンジしたりブラシで伸ばす。
これだけの準備を参加チームの指導者だけでは絶対に間に合いませんでした。
各チームの子どもたちが一生懸命に準備してくれたおかげです。
池田てしまサッカークラブの子どもたちももちろん協力し貢献してくれました。
日頃の準備片付けを頑張っている姿が見えた日でした。
この日のようにグランド状況が特に悪い、予定外のことが起きた場合は柔軟性や臨機応変な対応が必要です。
周り全体を見て何に向かって何をしているのか、次に何をすることが望ましいか考えること、そしてその考えは自分の中にある今までの経験から出てくるということを伝えました。
一見サッカーとは関係ないですが、今年の初めに能登半島で大きな地震が起きてしましました。
現地の方々は今も大変な思いをされていると思いますが、1月1日に地震が起きるなんて1人も想像もしていなかったと思います。
とっさの時に対応できなければ大きな被害に合ってします可能性が高くなってしまいます。
サッカーも同じです。サッカー以外でも、日常生活でも、人生でも同じです。
予想していなかった状況では今までの経験がものを言います。
だから繰り返し練習をしています。
すぐに判断し実行するためです。
このようなことを準備する前に子どもたちに伝えました。
この日のサッカーのプレーもそうです。
前日からの雨、グランド状況によってお互いに準備してきたことが発揮しにくい状況です。
こういう時の試合はいつも以上に何が起こるか分かりません。
今日のテーマは「柔軟性、予想外の出来事に対しての臨機応変に対応しながらその場でプレーをチームで作っていくこと」を子どもたちと共有しスタートしました。
先にも書いたように予想外に対応するには選択肢が必要です。
この選択肢は自分の中にあります。経験です。
今日のテーマの裏には今までの自分の取り組み方が見えてきますね。
試合では良い緊張感でプレーできていました。気が緩みすぎていないし過度な緊張でミスを恐れていない、ちょうどいい緊張のバランスでした。
最近ではこのような状態を「ゾーンに入っている」といったりしますね。
1試合目は2バックの脇、サイドのスペースを狙われていくつか危ない場面もありました。
こちらが攻めている結果、返す刀のカウンターでサイドを攻められました。
攻撃の終わり方が悪い、シュートを止められる・ドリブルを奪われる・パスをカットされる、とその瞬間に相手に攻撃の糸口を与えてしまいます。その場合には即座に攻撃⇒守備に意識とプレーを変えなければいけません。
だから良い攻撃で終わることが大切です。
1つはシュート。決めることができたら一番ですが枠を外してもゴールキックで再開させる。ゴールキーパーにキャッチさせない、セカンドチャンスを作るこんなところまでできたらいいですね。
2つ目はドリブル。中途半端に横向きや後ろ向きでボールを奪われない。相手にそのまま前進させないことが大切です。
前にドリブルしていると相手はそのスピードやパワーを受けて止めなければいけないので攻撃に移るのに一瞬の時間が生まれます。その一瞬でボールを奪い返しにいくことができます。また、周りの選手もパスを受ける準備と合わせてすぐにボールを奪いに行けるようにしていることも大切です。
3つ目のパス。ドリブルと同じです。パスは仲間とのプレーになるのでボールを奪われると一気に状況が悪くなりやすいです。特に横のパスやバックパスは即時奪回は難しいです。
縦のパスは後ろの選手が相手の攻撃を正面から受けられるので守備への準備がしやすいです。
1つ1つのプレーでも攻撃と守備の両面のメリット・デメリットを考えながらプレーする習慣を作っていきましょう。
2バックなのでサイドが空くのはしかたがありませんがチーム全体がその弱点を理解してプレーしていくことが大切です。
ハーフタイムにこの弱点を意識させました。
今回の試合ではすぐにボールを奪いに行くよりは相手の前にブロックを作り逃がさない守り方を実践しました。
センターバックの選手は相手の正面にブロックを作る、中盤の選手は可能ならその前にブロックを作る、無理な場合は横からブロックを作りながら相手のプレーエリアを制限しながらボールにアプローチしていく。
フォワードは相手のディフェンスやゴールキーパーにプレッシャーをかける、ボールを持っている場合はドリブルで前進や縦のロングキックをさせないようにする。
2バックの選手のおかげでだいたいセンターラインを越えさせないで相手を最小限の攻撃で止めることができたと思います。
サイドハーフの2人も前半より自分たちの裏のスペースの危険性を意識しながらプレーできていました。
後ろを取られないようにポジションを少し下げながらでも自分のマークする選手にはボールを奪いに行くような準備ができていました。
相手が遠くにボールを運べない状況になったことでより繋いでくるパスを狙いやすくなりました。
特に相手のゴールキックはフォワードやボランチが狙いすましてボールを奪いに行けてました。
GKのなぎも危なげなくゴールを守り空いているスペースにボールを配球していました。
ただ、まだまだスムーズな守備や配給はできるので1つ1つの準備を早くしましょう。
チームとしてもまだまだ個々でプレーしています。お互いがどういうプレーをしようとしているのか感じることで1つ1つのプレーが早くなって隙が無くなってきます。まだ全体で連動しているとは言えません。
チームの目指しているプレーを理解し合わせてプレーすること、逆に個人の判断を尊重しすぐに周りが合わせてプレーすること、シンプルに決められるところは決める、1つ1つのプレーの質を高めて試合を簡単に進めていく。細かい部分にもこだわっていくことがこれから重要です。
取り組む姿勢の積み重ねが結果です。結果が先になっても次がありません。結果を求めるなら自分を変えることが一番の近道です。
2試合は1試合目の相手とフォーメーションが違っていました。(相手が違うから当然ですね)
大きな違いは相手のフォワードが2トップから1トップに変わっていたこと、ボールへの食いつきがよくどんどんボールを奪いに来てくれること。
1トップを2バックで対応するので1試合目よりバックの負担が軽くなり攻撃参加や他選手へのサポートなど役割が増えました。
基本的にはチャレンジ&カバーで1トップを抑えられるので残りのフィールドプレイヤーはボールを奪った瞬間にすぐ攻撃に移れる意識を持ちながらプレーできます。
相手のサイドへの動きもあまりなかったので守備の狙いがつけやすくボールを奪えたら中央に選手が密集する状況が生まれました。
最初はこの密集地帯をなんとか自分の力で(ドリブルで)突破しようとしていました。
もちろん育成年代ではそのようなチャレンジはとても大切です。
力をつけてそういう状況をものともしないようになってほしいと思っています。
しかし、その力が足りていない今なら違う選択肢もあります。
将来、選択肢とスキルの両方を身につけていけばバランスの取れた選手になれますね。
「遠くを見よう」と声をかけてからは密集地帯をスルーして一気に相手の裏を取れるようになりました。
この試合では特にサイドの裏のスペースをまず取ることで攻撃を活性化することができました。
それだけでとても優位な状況になったのでシュートまで持っていく力や決定力が足りていなかったです。
1試合目を通してになりますが決定力・正確性・勝負ところで相手に負けない部分を伸ばしていきましょう。
ハーフタイムに「遠くを見よう」の中身を伝えました。
なんでもかんでも前ではない。
ボールから遠く=横も後ろも前も
前半は裏へのスルーパスばかりでボールを追いかけ走らなければいけなくなっていましたが、後半からは意図的にタイミングを作りボールを呼び込むようになったと思います。
欲しい時にボールがあって走ると最後までパワーを持ちながらプレーできます。プレーをやりきれるシーンが増えました。
結果的により試合を支配できたと思います。
対戦した相手には2ndチームもありましたがそこは関係なく良いプレーがたくさん見られました。
その点はとても嬉しかったですが、正直な気持ちはまだまだできると思っているし期待しています。
昨日の自分に勝つ。上回る。
そのためには全力で何事にもチャレンジする。そして自分の力を大きくしていくことが大切です。
これまで疲れた時、暑い時、しんどい時、寒い時など様々な好ましいとは言えない時にも頑張ってきたからついてきた力があります。
積み上げてきたものが増えて効果が出てきました。
細かな部分にも意識を向けて、質の高いパス・トラップ、質の高いドリブル、質の高いプレーを心がけて練習しましょう。
プレーの質が向上すればサッカーがもっと楽しくなるし、もっとサッカーの深い部分が見えてきます。
これからの成長を楽しみにしています!
天気の悪い中、保護者の皆様応援ありがとうございました。
12月のクリスマスカップに続いて良い試合を見てもらえたと思います。
少しずつですが自分たちが思うようにプレーできるようになってきたと思います。
これも保護者の皆様が長い間応援やサポートをしてくださったおかげです。
これから自分の意見を言えるような年代になってきます。
少しずつ大人の力を借りず自分で何とかしようとすることが出てくると思いますが、今までのように保護者の皆様の存在は子どもたちにとって欠かすことができないと頼りになる存在です。
これからもサポートをお願いしていのですが、子どもとの温度感を合わせながらサポートしていただけたらサッカーを楽しんで頑張れると思います。
これからもよろしくお願いします。
伊東