2月3日(土)の試合ふりかえりをさせていただきます。よろしくお願い致します。
今、練習で取り組んでいる相手の背後を狙ったパスや、ワンツーなどを使って相手をかわそうとするプレイがすごくたくさん見られました。チームによってねらいが違いますが、今チャレンジしていることがチームごとに見えてコーチとしてすごく嬉しかったです。子どもたちも同じ様に感じていたと思います。
でも、その反面、パスが一番の選択肢になってしまっているとも感じました。ボールを受けた瞬間、最初に見なければいけないところはゴールのはずなのに、みんなが一番最初に見ていたのは味方へのパスコースでした。ここが勿体無いところでした。
子どもたちの気持ちとしては、今取り組んでできるようになったことをやりたい、見せたいという気持ちが出過ぎたというところだと思います。
サッカーは、練習してきたことを積み重ねていきレベルアップしていきます。上手くいった、上手くいかなかった、どちらにも気付かされること、学びがあります。
今回は後者での気づきでした。
サッカーは、点を取らないと勝てないスポーツなので、1番最初に見るのは必ずゴール!そこに行くためにパスやドリブルなどの手段を選んで欲しい。
みんなの優先順位が変なことになっているよとその時に話をしましたその後は少し変わった様に感じました。今回気づけたことで子どもたちがまた成長できたと思います。
試合を見て感じたことが、チームとしてのプレーが増えてきたなと感じました。やりたいことが共有できていたり、ジェスチャーや声で自分のやりたいプレーを伝えようとしたりする選手が増えてきたなと感じて嬉しくなりました。
声を出し、伝え合うことの大切さには気づき始めています。出したことでの成功したプレーがあれば、ほんとにちょっとしたことでも良いのでそこをしっかりと認め、褒めることでそのことが大切なのだということの経験を積み重ねていったほしいと思っています。声の必要性を感じることができている選手、まだそこに気づけていない選手のどちらにもアプローチしていけたらと思います。
その他にも、
試合の中で個々の良いところがたくさん出るようになりました。
個々に声をかけてきた課題だったところにチャレンジできるようになってきました。
自分たちでこうした方が良いとかそれはダメだとか声をかけられるようになってきました。
できていないところに目が向きがちになりますが、できるようになっていることがすごく増えました。
そこも褒めていきたいと思っています。ご家庭でも一度、3年生の4月を思い出して、できるようになった事をお子様と一緒にお話ししてみて下さい。
子どもたちのサッカーの中で少し気になっている部分もあります。
それは、選手同士で声をかける言葉のチョイスです。
できるようになったことが増えた分、求めるプレーのレベルが高くなってしまいます。こうやりたいが多くなってきたことはすごく良いことですが、子どもたち同士で求めすぎている部分も感じられます。プレーについてを言い合える関係性は良い事だと思いますが、相手の事を考えて言葉を選び、伝えられるようにと話をしています。
ご家庭でこのような話があった場合はコーチまで相談に来るように伝えて下さい。子どもたちが話し合い、共有し、より良くなっていくためのきっかけにしたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
応援ありがとうございました。次回もよろしくお願い致します。
千里ひじりSC 谷口 岳登