【5年生】2/24,25(土日) アスパスプリングカップ

関西の各府県から20チームが淡路島に集まった2日間の大きな大会に参加しました。
この大会に参加して良かった点は2つ。
1つ目はグランド環境の素晴らしさ。
アスパ五色という冬でもふかふかできれいな天然芝のピッチで2日間試合ができたこと。
きれいに整備された天然芝のピッチに子どもたちは特別感を感じながら試合を経験できました。
2つ目は新型コロナウイルスの影響で遠くの試合に参加することが難しくなりましたが、今回淡路島で行われた大会に参加することで日常で経験することのできない雰囲気やチームと試合ができました。
また移動の大変さや雨風があり、自分のことを自分でやらなければならない状況の中で1日を過ごす経験ができました。
防寒対策をしたり、タオルで体を拭く、着替える。
注文して食べたお弁当の片付け、使用した控室の掃除など。
普段、いかに自分たちが恵まれた環境で生活やサッカーをしているか気づくことができたと思います。
今回の経験があるからこそ、当たり前だと思っていた日常生活にあれ?ほんとう?など疑問を持ち物事を考えて判断していけるようになるはずです。
簡単に行ける場所ではないからこそ特別な経験となりました。
2日間送迎をしていただきました保護者の方々のサポートのおかげです。
本当にありがとうございました。
必ずこの経験がこどもたちの成長につながりますので温かく見守り成長を楽しみにしていてください。

1日目は4戦4勝、無失点のおまけつき。
最後の試合はガソリンが切れていたけど踏ん張った。
ポジティブな声もずっと出て雰囲気も良く、終始全員が楽しそうでした。
ケガや体調不良もありメンバーが揃わなかった2月ですが、久々にほとんどのメンバーが揃いました。
サッカーも相手の頭の中を覗き込み最適なプレーを判断して選択することができており、全員の歯車が噛み合いタイミングもバッチリ👍
いつもと違うポジションでプレーするチャレンジもできて充実した1日となりました。

予選リーグ1,2位のチームが集まる会長杯と名を打った上位トーナメントに進み、期待に胸を踊らせて迎えた2日目。
昨日とうって変わり朝から雨、土のグランドもほぼ水たまり状態なほどの雨。
今日もやるぞー!という気持ちより雨の中の試合にテンション下がりまくり。
できる限り体を温め、ミーティングをして頭も働く準備をしましたが心が弾まない。
大事な初戦。
開始5分でこっちのペースに引き込もう。そのために最初からギアを上げていこう。と確認し試合に臨むもいまいち噛み合わない。
昨日と別人のようなプレーとチームで相手ペースで2失点。
後半残り5分でプレーが噛み合い同点に。
PKにまで持ちこむもゴール枠の上に2人連続で外して敗戦。
追いつけるだけの力がついてきたが追い越す力が出せませんでした。
PKは蹴りたい人が蹴ろう。と自分たちで順番を決めました。
こういう状況で性格やメンタルが見えます。
蹴りたい!と手を挙げられる人はきっとこれからもチャンスが回ってくるでしょう。
待っている人にはチャンスはやって来ませんよ。自分で掴みに行きましょう。
PKは残念ながらハズレでしまいましたが、代わりに経験とデータというご褒美を手に入れることができました。
それは雨の時は軸足が滑らないかよく確認すること。
いつもと同じように蹴るのは難しいですよー。
今回蹴るまで考えてみたことがなかったですが、1つデータを手に入れることができました。
敗者トーナメントに回った2試合目。
この試合に負けると次の試合は水たまりの土グランド。
勝てば天然芝という違う意味で負けられない。
試合前の出来事をきっかけにチームがまとまる方向に向いて試合に入ることができました。
初戦より少し本調子を取り戻しました。
相手も始まって早々にあおいのプレーに要注意であること、ドリブルしかないことを見抜きチームで共有してプレーしてきます。
よくまとまったチームです。
こちらの特徴がバレることは何も問題ではありませんが、そんな相手に気づいているのか、気づいていないのか有効な選択をできないことが大問題。
気づいたら負けていた。そんな感じ。
勝っていてもおかしくない試合でしたが惜敗。
最終戦は土のグランド。
水たまりの中でプレーしたことが無いので貴重な経験です。
この試合は相手とドリブルやパス、トラップといった基本的な技術と気持ちの差が大きく見られました。
イレギュラーな状況になると当たり前のプレーができるチームが強いですね。
自分たちのミスを重ねて失点も重ねる。
じわじわと点差をつけられての負け。
技術はあると助かる便利な道具。
技術がなくても気持ちがあればなんとか戦えますがそのどちらもなければどうにもなりません。
今日は負のスパイラルから抜け出せない1日でした。
それも自分たちのまいた種なんですがね。
ある子は強烈な個性でチームを引っ張りたいが仲間への文句で逆効果。
別の子はそんな仲間に何も言い返すことができず何もできない。
また別の子はおれは関係ないのか知らんぷり。
さらに別の子は楽しいとふざけるを間違えて仲間が嫌な気持ちになることを言っちゃう。
間違った仲間をダメやで。と止めて教えてあげられない子も。
チームを良い方向に動かそうとする子とそうじゃない子。
薬は使い方を間違えたら毒になってしまいます。
ようは使い方、伝え方。
正直、1人では限界があります。
仲間と協力しなければさらに上には進めません。
黙っていることは協力と言いません。
自分の思っていることを言うことは素晴らしいですが相手に押しつけると意味がありません。
協力できたらきっとたくましく強いチームになれると信じています。

初戦PKで負けたチームが勝ち進み優勝しました。
てしまが優勝していた未来もあったでしょう。
でもそうならなかったのはなんでか?何が足らなかったのか?何ができたのか?
そこをしっかり考えて答えを見つけましょう。
答えが見つかったらあとはやるだけです。
2日間で子ども、コーチ自身、チームの良い部分も悪い部分も良く見えました。
成長はしてるしポテンシャルは高いです。
しかし安定感はあまりない、波のあるチーム。
良い波のタイミングを合わせられるか。
もうやるしかない。鉄は熱いうちに打たないと刀になりません。
何度も何度も繰り返し叩いて形にしたいきます。
同じです。
時には失敗もしながら良い方法を学んでいきます。
そうすれば続けていれば失敗は減り成功が増えていきます。
見ているだけでは変わりません。
この2日間で明確な成功と失敗どちらのデータも取れました。
必ず次に活かしましょう!

保護者の皆様、2日間本当にありがとうございました。
簡単には来れない場所で送迎や朝早くから準備をしてくださったおかげです。
1日目はプレーや結果で感謝の気持ちを見せられたと思います。
2日目は期待に応えられなかったですが今後必ず今日の借りを返すことができる日が来るので楽しみにしていてください!

伊東