試合で経験した成功、失敗が次のレベルアップにつながります。特に失敗は子どもたちのレベルアップに直結すると思っています。今回の試合も良い経験をたくさん積めたと思います。ふりかえりを書かせていただきます。よろしくお願い致します。
トロフィーのかかった大会、子どもたちの意欲は必然的にアップします。やる気にみなぎっていましたね。
勝ちたい、でも負けたら、、、からミスを恐れる消極的なプレーが多いスタートでした。
紫ゼッケンチームの成功体験はやはり得点を取れたことだと思います。
1試合で2度同じようなプレーで得点できました。
一点目はねらってのプレーではなかったかもしれません。練習の経験で前にボールを出せば得をするということはわかっていましたが相手からのプレッシャーがある中でそこを選ぶ余裕はなかなかありませんでしたね。
でも、前に出たボールに味方が反応して得点に繋がりました。この成功体験が子どもたちの前にボールを出そうという気持ちを大きくしました。
そして2点目は子どもたちの気づいたことがうまく噛み合い結果に繋がりましたね。
一方で、練習で取り組んでいる味方から離れてボールをもらうというプレーはなかなか試合の中では見ることができませんでした。
2年生の後半までは全員でボールを奪いにいこう、後ろから助けてあげようとまずはボールを奪いに行くという練習を積み重ねてきました。今までの習慣がしっかり身についており、味方から離れるということが子どもたちにとっては難しい子どもたちもいます。
今回の試合のように相手チームのプレーによって気付かされたり、広がることで得をするという成功体験をたくさん積んでマスターして欲しいと思います。
今回得ることのできた成功体験を忘れないように練習で声をかけていこうと思います。
オレンジゼッケンチームの気づきは味方がボールを持っている時に広がって我慢してパスを待つことがすごく効果的であるということ。
これができればチャンスが広がるということに相手チームのプレーで気づかされました。これも試合で経験できることの一つです。
練習では ボールを持っている選手の前、後ろ、左右にパスコースを作ろうと言ってトレーニングをしています。
試合の中でも考えて動く選手や、広がってボールが来るのを我慢して待てる選手が出てきました。今回はそんなプレーを見せてくれていた選手にMVPを渡し、他の子どもたちの意識がそこへも向くように促しました。練習や次の試合で子どもたちにどんな変化が見られるのか楽しみです。
そして、両方のチームの試合で見えた共通の課題は『マークのつき方』でした。
マークのつき方の基本は『ゴールを守りながら自分のマークをしている相手とボールを持っている相手選手を一緒に見る』ということです。
今回の試合では点を取りたい、奪いたいという気持ちが前に前に身体を動かし、横並びのシーンが多く見られましたね。相手のキーパーからのボールで頭を越されて失点するシーンがありました。幼稚園ではうまくいくけど、今回の試合コートサイズでは失点に繋がりました。
今回の経験が次の成功につながるように練習で伝えていきたいと思います。
応援ありがとうございました。次の試合もよろしくお願い致します。
千里ひじりSC 谷口 岳登