てしまの子どもたちの部屋は2階に2つ用意してもらったのですが、1日目の夜はとても静かでした。
2日目のことを考えてすぐ寝たのか、疲れて寝てしまったのかどちらか分かりませんがちゃんと寝てるんだ!と感心しました。
2日目の朝も早く起きても静かに過ごしていてビックリ!
あっ、そういえば1日目の夜に宿舎の人から「1階のみんなの下の部屋には宿のご主人と女将さんが寝ているから静かにしてくださいね。」と言われていたなー。
子どもたちは宿舎の人のお願いを守っていたのかもしれません。
もしそうだとしたらすごく成長しましたね✨
朝食前にせっかくだからとお散歩に。
海水浴をした海と町を子どもたちにかじ取りを任せて歩きました。
自分たちの住んでいる町と違う風景。
突然道に現れたサプライズゲストに子どもたちも大盛り上がり!
カニに出会ったり、昨日見かけた車に気づいたり、方向音痴がいたり。
先頭で帰り道を考える人がいたり、任せて後ろからついていく人がいたり、周りをみず違う方向に行く人がいたり。
面白い散歩でしたー
宿舎に戻りユニホームに着替えて朝食。
オーシャンビューの素敵な部屋で美味しくいただきました!
朝はどうしても食が細いです。
夕食の食べっぷりはすさまじいものがありました。
食べることから体を作っていくことも大切ですね。
朝から梅干し7個食べる強者もいましたが(笑)
食べた後は各自片づけをするんですが、れんがもくもくと最後までテーブルやご飯の部屋の片づけをしてくれました。
みんな自分のことしか考えておらず、残飯を入れるバケツがあふれそうになっていたり、重ねるお皿が倒れそうになっていたり。
それでもさらに重ねようとしたり、片付けの列があるのに横から片づけようとしたり。
そんな子が多い中、夕食と朝食と様子を見ていたられんが残って片付けをしてくれました。それを見て気づいた数名の子が一緒になって最後まで片付けてくれました。
自分のことだけでなく、チームみんなのことまで、周りのことに目が向き配慮することができて本当に立派でした✨
宿舎の人も感謝してくれていました👍
朝食後は使った部屋を綺麗にして宿舎の人たちにお礼のあいさつをしてチェックアウト。
最後まで自分たちで部屋を綺麗にして出てこれました。
1日目とは違い大きなカバンを持ってグランドへ。
重さを感じながら歩いて移動も一苦労。
でもそんな経験が自分を成長させてくれるし遠征がより良いものにしてくれます!
網野サマーカップ2日目はトーナメント戦。
1日目の予選リーグは3位ながらも3位グループ1位でなんとかトーナメント戦に進むことができました。
予選リーグの結果は関係なし。
優勝目指して臨みます!
1回戦の相手は高槻如是FCさん。
予選リーグを1位で通過していて、予選リーグで対戦した千里ひじりAに勝っているチーム。
そんな背景や昨日のミーティングの効果もあり気合十分!!
昨日の初戦で対戦したチームのように人に強くアプローチしてくる特徴をもったチームでした。
同じ特徴をもった強いチームとすでに対戦していたおかげで慌てることなくプレーできました。
パスを合図にボールが出てから動き出してくるので、しっかり相手を観てドリブルで交わしたりパスを繋いでいる場面が多かったです。
こちらも相手と同じようにパスが出てから動き出すのでスペースへのボールに反応するのが遅れてしまうことも目立ちました。
ただ、どちらもボールウォッチャーになっているので1歩目が遅れてしまいます。
パスは基本的にボールを持っている選手がパスを出せる状態の時に出します。
そのためボールを受ける選手はそれまでに準備をしている必要があり、ボールを持っている選手に合わします。
「網野遠征その1」にも書いたように必要な情報を持っていなければいけません。
その情報をもとに次に起こりそうなプレーを予測して、自分のプレーを情報の中から判断してプレーを実行する。
サッカーでは『状況把握(情報を得ること)⇒予測⇒判断(決断)』と『実行』の大きく2つに分けて考えることができます。
状況把握から判断までが【戦術】的要素。
実行が【技術】的要素です。
戦術をかんたんに言い換えると「どうやってプレーしよう」です。
ドリブルしよう。パスしよう。シュートしよう。これも立派な戦術です。
サッカーをしていれば誰もが戦術的に考えています。
最適なプレーの方法を考えることが戦術と言えます。
技術とは手法です。かんたんに言うとやり方です。
サッカーにおいて戦術的要素と技術的要素とどちらが重要かと言うと戦術的要素です。
8割が戦術的要素で決まると言われます。
話を少し戻します。
ボールを受ける選手はパスを出す選手の意図を感じたり、読みとったり、イメージして相手より1歩でも早く動きましょう。
無理やり技術でなんとかしようとするプレーが多いです。
プレーの幅や選択肢、イメージするプレーを実現させるための技術を磨きましょう。そうすれば相手やボールに合わせて動いたりプレーせず自分たちの目指すサッカーが実現できます!
試合は互角に戦えていました。
せいしろうの良さでもある強引さでシュートまで持っていき、技ありのシュートで先制しました!
ゴールを目指す姿勢がゴールに結びつきました。
サッカーで必要不可欠な気持ちです。
低学年の頃から空港緑地グランドで空いている時間にゴールに向かってキックをしていたせいしろうにとっては必然のゴールだったのかもしれません。
全体を通して相手を苦しめ(相手の良さを消して)試合を支配しながらプレーができていました。
後半、相手GKがクリアでキックしたボールの処理が中途半端になり転がったボールを見てしまいシュートを打たれてしましました。
シュート自体は上手だったので止めることは難しかったかもしれませんが、シュートを打たせる前に守りきることはできたと思います。
後半になり運動量が少なくなり足が止まってきました。
最後まで走りきる体力や精神のタフさを身につけていきましょう。
失点後は崩れず再び失点をしなかったことは良かったです。
1-1のまま勝負はPK戦に持ち込まれました。
基本は蹴りたい!と思う子から順番に蹴っていいけどトーナメント戦ということを考えてね。と伝え自分たちで順番を決めました。
お互いPKを成功させサドンデスに。
どちらかが失敗したら決着がつく緊張感の高まる展開に。
先行の相手のキックがバーの上を越えたり、GKのかんたが見事にキックをストップして2回勝てるチャンスがあったものの、こちらも止められなかなか決着しないまま7人目。
先行の相手のキックはかんたが触るも惜しくもゴールに吸い込まれてしまう。
後攻のこちらのキックは惜しくもバーの上を通過しここで決着。
残念ながら負けてしまいましたが、予選リーグ1位のチームにPK戦までもつれこむ素晴らしい試合をしてくれました!!
2戦目もお互い2得点の2-2で本日2回目のPK戦に。
さきほどの借りを返すべく臨みましたが無念の連続負け。
負けが続いての遠征最後の試合は、さすがに負け方が堪えたのか力なく良いところを出せず負けてしまいました。
途中負傷した選手もいる中、残りの選手が暑い中最後までよく頑張ってくれました!
「これ負けたら(トーナメント)最下位やん」とうなだれる選手も。
それくらいサッカーに本気になれるようになったことが今回の遠征の成果です。
本気になってもまだ足りない。
足りないものを埋めるためにしてきた努力はまだ報われません。
けれども、子どもたちが見せてくれた頑張りがあったからこそ自分たちでミーティングをして、気持ちのこもった試合ができたし、負けて本気で悔しがり、1つのプレーで一喜一憂できました。
PK戦もまずは蹴ったことが成功です。蹴った人にしか分からないことがあります。まずは蹴ろうと思えたことが素晴らしい✨
最初の1歩を踏み出したこと。キックを失敗しても変わらない成長です。
次はキックを成功させよう。それが次の1歩です。
いつになるか分からないけど1歩ずつ成長しいつか試合に勝ちましょう!!
試合後に海水浴のおかわりタイムがありましたが多くの子どもはそんな気になれなかったのか海に入りませんでした。
何人かは海に入り、そのうち1人は吹っ切れて海でおおはしゃぎ。
引きずらないことも必要なメンタル要素。
高くジャンプするためには1度大きくしゃがまなくてはなりません。
大きくへこんだ分その反動でへこんだ分成長として跳ね返ってきます👍
秋以降の子どもたちの成長がとても楽しみであり期待しています!!
保護者の皆様、今回は暑さや海など不安なところもあったと思いますが子どもたちを遠征に参加させてくださり本当にありがとうございました。
間違いなくこの遠征をきっかけに子どもたちは大きく成長すると確信しています。
保護者の方も遠征に行かせて本当に良かったと思える日が来ますので楽しみにしていてください✨
遠いところ2日目に応援にも来てくださりありがとうございました。
伊東