【U12】7/14(日)全日リーグ

本日は未消化の全日リーグ1次リーグ2試合を行いました。

ここのところ雨の日が続いたり猛暑になったりと心配な天気でしたが良い感じに曇り、落ち着いた気温やWBGTとなりホッとしました。

この2試合の結果で2次リーグのグループ分けが決まる大事な試合でしたが、無事に1勝1分で終えることができました。

引き分けた2試合目は終始押し込まれる展開でいつ失点してもおかしくないような試合でした。

試合中はなかなか自分たちのペースに持ち込めないストレスを感じ続けましたが、試合後に振り返ってみるとよく引き分けに持ち込むことができたな!とみんなのプレーが成長していることが嬉しかったです✨

この先全日リーグは2次リーグ、代表決定トーナメントと進んでいきます。

プレーをしている子どもたち次第ですがコーチはもっとできると信じています。

これくらいの相手に勝ち切れる力をつけてほしいと願っています。

少なくとも代表決定トーナメントまで勝ち進んでほしいですね。

今回はケガをして試合に出場できない選手の穴が大きくチームにとって苦しい状況となりました。

空いた穴を埋める代わりの選手が出てくることがこれからの課題でありチームの伸びしろです。

6月のドリーム戦のようにベースとなるチームの戦い方は少しずつ進化しています。

相手によって戦い方を変えながら対応する力がついてきたと感じます。

その反面、今の段階ではそれ以上もないと感じています。

強度の高い試合を最後までハイパワーで戦うスタミナやスピード、パワーがまだまだ足りません。

また、チームの総合力を見ても選手を交代したりポジションを変えることで試合の流れを変える力もまだまだ。

相手に合わせて戦えるようになってきたが、なんとか目の前のプレーについていくことで必死。

今までの経験から同じような状況の時にどういうプレーをしたら上手くできたか思い出して、考えながら、協力しながらプレーできるようになりましょう。

そんなことを考えると試合に出ていない選手も声を出してコーチングしたり、作戦ボードを使ってプレーを考えたり、ミーティングでアイデアを出し合ったりとまだまだできることはありそうです。

この日のプレーを観ても今まではかたくなにドリブルしかしなかった選手からパスが出るようになりました。

それも足元に繋ぐパスだけでなく相手の背後をつくようなチャンスメイクのパスも多くありました。

ワンタッチなど球離れも良くなり、プレーに余裕を持ち良い判断が増えました。

個人としてもチームとしてもさらに進化する兆しを感じました。

残念なことにパスをもらう選手が間に合わず。というシーンが多かったです。

基本的にはパスの出し手のタイミングにパスのもらい手が合わせましょう。

パスが出てから動き出しては遅すぎます。

次のプレーを予測してパスが出てきそうに見えたり感じたら動きだすくらいのイメージがちょうどいいです。

そのためには次のプレーを予測しておきましょう。

予測するために何度も首を振り、自分の周囲の状況を観て把握しましょう。

じゃんけんと一緒です。

相手が何を出すか考える。

相手の特徴を考える。

最初に出しやすい手は何か。あいこの場合はもう一回同じ手でくるのか。

相手の動きや仕草を観て考えます。

サッカーもやろうとしていることはじゃんけんと一緒です。

違うのは動きながらという点と自分のペースでできない場合があるということ。

周りに自分が合わせることが必要になります。

ここでの周りとは①味方②対戦相手の2つを指します。

味方のパスのタイミングに合わせたり、キックに合わせてラインを上げたり。

相手のドリブルについていったり、シュートしそうならシュートブロックしたり。

相手の気持ちを考えて味方にとって何をしたら喜んでもらえるか、あいてにとって何をしたら嫌がるか考えながらプレーしましょう。

攻撃スピードのギアを上げられる選手が出てきました。

周りの選手はそのギアにまだついていけていない。そんな状況です。

ギアがかみ合い出したら面白いことが起きそうな予感がしています!

守備も攻撃と一緒で予測が足りていないから全て1歩遅れています。

パスのところでいうとインターセプト(パスカット)を1番に狙うべき。それが1番良いプレーだから。

インターセプトができなかったらじゃあ次にどうしようか?

正解はトラップ後を狙う。

その次は?

前を向かせない。

その次は遅らせる。(前にかんたんに進ませない)

これらは「守備の優先順位」と言います。

まずは1番良いものができるように考えます。それができなかったら次。という具合です。

この守備の優先順位は選手一人ひとりの個人が考えてプレーする個人戦術です。

チーム戦術とは相手のサイドバックのところでボールを奪おう。サイドバックからサイドハーフへのパスでボールを奪おう。とチームで共有してどこでボールを奪うのか。またはボールを奪うのではなくまずは攻撃を遅らせようというような方向性やプレーモデルのことです。

これを成功させるためにボールに寄せていったり、パスコースを切ったり、マークをしたりと各自に役割が出てきます。

最近よく見られるのが相手の前で構える。ボールを見る。ということです。

相手の前に立っているけど、それ以上ボールに近づかない。相手がアクションをするまで見て待っている。

相手からしたらボールを奪われるような怖さをまったく感じません。

だから自分たちが思っている以上にプレーしましょう。

相手の体にピタッとくっつくまで近づいたり腕や体で相手のプレーを妨害したり。(もちろんファールしないように)

まず最初にできることはボールに向かって足を出すこと。

ボールを奪う意思表示をしましょう。

特に引き分けた試合では相手に対して受け身になっていました。

試合の時間帯によっては自分たちのペースもありました。

その時はこちらが相手を飲み込み押せていました。

こちらが攻撃意思を示さないと相手は守備表示になりません。ずっと攻撃表示のままです。

守備も最初のところで1歩相手より遅れていることで後手に回っているので、守備の優先順位を考えて1番良いものから考えてプレーしましょう。

夏は暑く苦しい季節ですが、この時期を乗り越えると一段と成長します。

子どもたちにも伝えましたが今年の夏は個人レベルを引き上げます。

特にボールをキープする、相手を抜く。相手からボールを奪う。この3つ。

これを徹底していきます。

この夏で一人ひとりもチームもバージョンアップしていくのでこれからも応援をよろしくお願いします。

お家でもまだまだこんなものじゃないやろ。もっとできるやろ。と心に火をつけてあげてください。

これからも暑い日が続きますがチーム一丸で頑張っていくので保護者の方も一緒になって頑張っていきましょう!

伊東