【2,3年生】7/28(日) 交流試合

この日は比較的涼しい夕方からの試合でした。

人工芝の良い環境で子どもたちにプレーさせてあげたい!という想いで開催した試合です。

フットサルコートのような小さいサイズの試合では攻撃と守備の切り替えが速くなるのでとても大切な要素になります。

また、お互いシュートというプレーが多くなるので、「ゴールを目指す」「ゴールを守る」ということをたくさんプレーすることができるメリットがあります。

バスケットボールの試合をイメージしてもらうと分かりやすいと思います。

5人制という少人数で一人ひとりがボールを触る回数や時間が増えるので練習の成果を十分に発揮することができます。

そして少人数制なので一人ひとりが大きな役割を担いながら、ある意味プレーの責任感を持ちながらプレーすることになります。

自分のプレーが勝ち負けに繋がりやすいので本当の意味でサッカーを楽しむことができます。

今回は豊中市で活動している島田FCさんと試合を行いました。

隣の市で活動している、豊能地区という同じ地区のチームです。

高学年になると公式戦という試合があります。

島田FCさんは同じ地区なのでいずれ公式戦でも試合をすることになります。

この夏のテーマとしてボールを奪う、ボールを奪われない(キープ)、相手を抜く(ボールを運ぶ)という3つのテーマがあります。

3つの中でもメインテーマとしてボールを奪うことを取り組んでいます。

この日も相手に抜かれてもいいからどんどんボールを奪いに行こう!とこどもたちとテーマの確認をして試合に臨みました。

というのもボールを奪える感覚とボールを奪えない時の感覚をリアル体験として経験してほしいです。

成功体験を積み重ねてほしいことももちろんですが、まず自分の感覚として分かっているとその感覚をもとにプレーの幅が広がっていきます。違うプレーにも気づいたり見えてきます。

ボールを奪えなくてもそれ自体が経験として価値があり、同じミスを繰り返さなくなったり、ミスから学び正しいプレーを学ぶことができます。

消去法的に間違ったプレーが消えていくので残るのは正しいプレーだけです。

正しいプレーにたどり着くまで続けていきましょう。

試合早々はパスも使ってくる相手に押し込まれる場面もありましたが、テーマを再確認してもっと速く強くボールを奪いにいくと試合の流れがこちらに傾き始めました。とても良かったです。

相手がドリブルをする前、ボールを触る前にボールに追いつくことができたのでたくさんボールを奪うことができました。

ボールを奪いに行くタイミングと相手との距離が良かったです!

相手にパスを出させる時間も与えないくらいボールを奪いに行けていました。

低学年の間はパスをしてくるチームもあります。これから対戦するチームにもパスをしてくるチームもあると思います。

池田てしまサッカークラブでは低学年の間にそのようなチームからインターセプトの大切さや相手にパスをさせないくらいのプレッシングを身につけてもらいたいと考えています。

一人ひとりの個の力をできる限り伸ばしてからパスを使ったチームプレーを取り入れていきます。

柔道などの団体戦をイメージしてください。

一人ひとりの力の集合がチームの力です。

そういう意味では一人だけに任せるのではなく、ボールを奪いに行く時に2,3人で行ったり後ろでカバーの選手がいつでも動き出せるようにスタンバイしていたりと協力してプレーできていました。

しっかりと集団となっていましたね。

一人ひとりが最大限の力を発揮して仲間と協力していたので大きなピンチを迎える前にボールを奪い、たくさんの攻撃にシュートができました。

攻撃が最大の防御と言われるように、攻撃の手を出し続けることで相手に攻撃の隙を与えることがありませんでした。

低学年の間にこのようなプレー・試合ができるようになって4年生でのサッカーに移っていきます。

今回はとても素晴らしい試合ができました✨

このような試合を毎回続けられるようになってほしい。調子が悪い時のプレーがこれくらいであってほしい。

良いプレー、悪いプレーの基準が今回の試合になっていきます。

練習の成果がしっかりと発揮されていました。

練習でもボールを奪うプレー強度が高くなってきたので、ボールを奪われない力とドリブルで運ぶ力もついてきました。

相手がきたらすぐにボールを蹴っちゃう。ことが少なくなり、トラップやボールキープが今まで以上にできていました。

ドリブルをしてもすぐに奪われていた子がかんたんにボールを奪われなくなったり、今まで以上に長い時間ボールをキープしたり長い距離ドリブルをできるようになったり、ドリブルをしてもシュートまでいけなかった子がシュートできるようになったり、ゴールを決められるようになっていました。

全員の成長具合が見られた試合でした。

今回のMVPはそのような成長の幅が1番大きかった子にメダルをあげました。

今回の試合では成長の変化をたくさん見ることができました。

この調子で成長を続けて、今取り組んでいることがもっとたくさんできるようになることを期待しています!

保護者の皆様、送迎に応援ありがとうございました。

これからも子どもたちにとって良い環境でサッカーをする機会を少しでも増やしていきたいと考えています。

サッカーはチームスポーツでもありますので仲間がいるいないでも力が変わってきます。

そのためには保護者の皆様の力が必要不可欠です。

これからも変わらずご協力をよろしくお願いします!

伊東