先週のみんなの良さが全面に出て貴重な引き分けから続いての試合。
この試合を勝ち勝ち点を積み重ねられるかが2次リーグを突破できるかの鍵を握り重要な試合です。
会場設営を終えてウォーミングアップ前に簡単なミーティングで子どもたちにも今日の試合の大事さを伝え、先週の良かったところ、なぜ良かったか話をしました。
なぜ良い試合をできたかというと先週の試合の振り返りにも書いていますが自分たちで試合に臨むモチベーションを作ることができたからです。心身ともに試合でハイパフォーマンスを出せる状態。ゾーン状態(詳しくは9/15の5年生振り返りを見てください。)に入れたから。
今の子どもたちに必要なことは先週と同じようにその状態を作ること。
自分たちでウォーミングアップをすることができるか確認しました。
子どもたちからは「できる!」とはっきりした答えが返ってきたのでウォーミングアップを託すことにしました。
自分たちで試合に向けてのミーティングもしてしっかりと準備はできていました。
試合前の最後のミーティングで相手チームのキーマンとなる選手にはボールを持たせない、その選手と逆サイドでサッカーをしよう。基本的には先週の千里ひじり1st戦と同じように相手のプレーエリアを制限して選択できるプレーを絞らせて狙っていこうと確認しました。
前半は先週に引き続き良い動きで試合の流れを引き込むことができました。
狙い通り相手の選択肢を制限しやむを得ないプレーをさせることで試合の主導権を握ることができました。
相手はほとんどなす術がなかったと思います。
左サイドのあおいを中心に個人で局面を打開しながら他の選手も仲間と連携してしっかりと動けていました。
またもや何度もあったチャンス、決定機を決めきることができない。
点を取れる場面で点を取れない。
もっと1つ1つのプレーを丁寧にしましょう。気持ちをこめてプレーしましょう。
内容は素晴らしい前半だったのであとは得点だけです。
終始相手コートでサッカーをして前半を終えました。
前半の終わり方もとても良かったです。
後半さらに良くしていくために、1ー0でもいいから勝って終わることを目指してミーティングで話し合いました。
後半はしっかりとチャンスをものにできるか。ここがポイントでした。
前半の勢いのまま後半もサッカーを続けていきたいところでしたが、相手は少し変化を入れてきました。
2,3人のグループでワンタッチ、ツータッチで素早くパスを交換してくるようになってきました。
少し攻撃のテンポを速くしてきました。
素早くボールを動かされ少し対応が遅れて、飛び込んでは交わされる。
そこから対応が後手となる場面が増えました。
左サイドから崩されたところGKのなぎも勇気を持って前に出てきましたが相手の技ありシュートもあり失点してしまいました。
相手の攻撃が速くなり対応が遅れてしまう。1ヶ所崩されたところから全体のバランスも崩れてしまいました。
対応が遅れた時には相手の前に立ちプレッシャーをかけ続けながら相手の攻撃を遅らせる、時間をかけさせる。
自分たちの守備の状況が整ったらボールを奪いに行く。
対応が遅れた時にはボールに飛び込まずにじっと我慢しましょう。そして自分の間合いやタイミングでボールを奪いに行くようにしましょう。
失点後もあまり落ち込まずプレーできたことはとても良かったです。
1点を取り返すべく攻撃の時間や回数も作れていました。
ただ、焦っていたりして仲間との連携が合わず空回りしてしまうプレーが多くもどかしい時間が増えていきました。
良い位置でのフリーキックのチャンスもありましたが相手の好セーブもあり得点までいきません。
その後コーナーキックとチャンスが続くも決めきれず。
そのまま0-1で試合終了。
相手も力のある良いチームでしたが勝てる試合ではありました。
後が無くなって必死になり切羽詰まって頑張らなくてはいけないのは良くありません。
冷静さを欠いてしまうからです。
そうではなく決められる時に決める。先制点を取りリードする。
リードしている状況、気持ちに余裕のある状況、相手より優位に立った状況で試合をできるようになりましょう。
・これからの課題は最初からハイパフォーマンスを出せる状態を作る。
・1つ1つのプレーを丁寧にする。速くする。
・プレーの質、精度を高める
なかなか結果に結びついていませんが取り組んでいることは間違いありません。
必ず良くなる時がくることを信じて目の前のプレーに真摯に全力で取り組んでいきましょう。
伊東