【U11】10/19(土) 交流試合

もともとは小学生大会の1stメンバーと2ndメンバーを午前と午後に分けてそれぞれ交流試合の予定でしたが

参加人数が足りないことと午後から雨予報だったため選手コースU11メンバー全員での試合となりました。

大阪市地区のグラシオンさんに来てもらい小学生大会と同じように20分ハーフの試合です。

途中雨が強くなって2試合目の前半が終わったところで予定より早く終了することになりましたがとても内容のある試合をすることができました。

グラシオンさんは身長の高い選手が多くパワフルなドリブルとスピードがありました。

こぼれ球(セカンドボール)への反応も速くとても良いチームでした。

この1週間は「制限から予測」をテーマに練習に取り組んできました。

その練習の成果はとても発揮されていました。

特に左サイドのひろとはほとんど相手の突破を許さず強固な守りを見せてくれました。

ワンサイドカットや背中でパスコースを消すことで相手のプレーの選択肢を減らすことで、相手が次にするであろうプレーを絞り自分たちの予測につなげます。

1人1人がその意識を持ちながらプレーすることができていたと思いますし、実際に相手の自由を奪いボールを奪えていました。

何度か自分たちの立っているところに相手のキックしたボールがきて奪えている場面がありましたが、こういうボールの奪い方ができている時は正しい予測ができている時です。

ゆうたのプレーに多かったです。

1試合目の後半、2試合目の前半と試合が進むにつれてどんどんとプレーがブラッシュアップされていき試合内容も良くなっていきました。

失点の多くが1試合目の前半など早い時間帯だったので試合の中でしっかりと相手に対応することができていました。

逆にしっかりと守れるようになるにつれて良い攻撃も増えて決定機も何回もありました。

良い守りが良い攻撃を生み出していました。

これからの課題は決定力ですね。

枠内のシュートを相手のGKがセーブしていましたが、多くは枠外のシュートでした。

まずは枠内にシュートすること、そしてGKの正面へのシュートも多かったのでGKの上下左右に狙ってシュートできるように、空いている時間を使ってもっとたくさんシュートをしていきましょう。

せいしろうのアウトサイドでのトラップから強烈なシュートは今日の中で1番良いシュートでした。

もう少し左右どちらか横にボールが飛んでいたら威力があったからGKの手をはじいてゴールに突き刺さっていたかもしれません。

GKの届かないところにシュートをうつことも大切ですが、威力のあるシュートでGKの反応を上回ったりセーブに打ち勝つシュートを打てることでシュートの選択肢が増えます。

リフティングでボールの中心を蹴る練習をしたり、ロングキックで遠くまでキックできるように練習したり、膝から下をムチのようにしならせてしっかりと足を振り強いキックを練習したりしていきましょう。

相手に制限をかける=プレッシャーをかけることで良い予測をして正しい判断をすることが少しずつ分かってきたと思います。

今日の試合ではこの1週間の練習の成果がとても発揮されていました。

実際の試合では練習よりもピッチが大きかったり、人数が増えて練習の時より選択肢が多いです。

制限をかけて相手のプレー選択肢が少なくなってきたのに途中で止めたり、1人だけが頑張って制限をかけていてもどこかに逃げ道が出てきてしまいます。

だから試合では仲間と協力して制限をかける、プレーをすることが求められます。

・2人で相手をはさむ

・チャレンジ&カバー

・マークチェンジ

・横のスライド、縦のスライド

・プレスバック

などなど。

相手の状況をしっかりと見極めましょう。

状況によっては自分のマークを捨てて別の相手をマークしたり、ボールを奪いに行くことも必要になります。

今回は1vs2という難しい状況でマークチェンジができず突破される場面がありました。

ボールを持っている相手だけでなく自分がマークしている相手と両方を見れるポジションから守りましょう。

相手のパスを警戒し1vs2の状況で時間をかけさ続ける中で、どこかのタイミングで自分のマークの捨ててボールを奪いにいく瞬間がやってきます。

相手のパスを制限したり、ドリブルを制限することでそのタイミングを自分のものにできるようにしましょう。

ボールウォッチャーになり自分のマークを見失い、相手のプレーを制限できずにボールに飛び込んで抜かれる場面が多くありました。

抜かれ方が悪いのでボールとマークの両方を見ながらディフェンスすることを意識しましょう。

前線からプレッシャーをかけて相手に制限をかけていっても中盤やディフェンスの選手が後ろに残りすぎて制限が甘くなることがありました。

ディフェンスの立場で自分たちの後ろを取られたくない気持ちは分かりますが、ラインを下げてしまうと自分たちの前のスペースを作ってしまい自分たちの守備範囲が広くなったり相手がプレーしやすくなり、結果的に守ることが難しくなるます。

まずはラインを上げてコンパクトな守備体形を作ること、ロングキックで裏を狙われそうな時はラインを下げる、またはオフサイドを誘導することを意識しましょう。

サイド攻撃を受けた時にクロスが上がる前にゆうたが逆サイドから速く戻りゴール前のスペースを埋めてくれていました。

この戻るスピードが速くなりクロスが上がる前に戻り切れていたのでとても良かったです。

逆サイドの戻りが遅くなってしまうことが多いですが、まずはクロスが上がる前にゴール前まで戻り切り、できたら前向きを作る、ゴール前のスペースを埋めましょう。

ボールにプレッシャーをかけることとゴール前のスペースを埋めることを同時進行で行います。

GKのれんじゅはシュートストップがとても良かったです。

たくさんのシュートを止めてすごく頼りになっていたしチームを助けてくれました。

少しずつ動ける範囲も増えてきました。

次はシュートを止めて倒れた後にすぐ起き上がり次のプレーの準備ができるようになりましょう。

個々の力で上回れていて制限をかけきれていないところもありました。

もう少し運動量を高めたり予測を速めること、首を何回も振り見えているところを増やしていきましょう。

何のために首を振るのか?

見えていないところを見るためです。

前を向いた時に左右、後ろは見えません。(もしくは見えていても意識しないと認識できない。)

自分がどこを向いているかで見えるところと見えないところが変わってきます。

まずは自分の体の向きを意識してどこが見えていないか意識しましょう。

見えることでもっと良い判断ができるようになります。

ポジションやいる場所で見えることと見えないことが変わります。

見えていても捉え方が変わります。

首を振ってもすべてを見ることはできません。

だから首を振って見ることをより効果的にするために補助するために「声かけ」を使いましょう。

声は届くのが速いです。

自分が見えていること、考えていること、感じたことを発信して仲間を助けましょう。

3vs1のロンド(鳥かご)や4vs2のロンド、4vs4や4vs4+4サーバーなどのボールポゼッションの練習で視野を広げる、見えていることを増やす、共有する練習を少しずつしていきます。

練習=試合になるように意識して練習していきましょう。

伊東