2日間の大会で72チームが豊中市に集まりました。
1日目は予選リーグ、2日目は順位別トーナメントでした。
1日目はまず3チームでの予選リーグを1位で通過し、2日目を服部緑地の天然芝ピッチで試合をすることを目標にしました。
そして2日目はトーナメント戦のため負けたら終了、1試合でも多く試合をすることを目標にしました。
公式戦が終わりましたが久々に熱くなれる大会でした。
2日間を通して決定力不足に泣かされました。。。
1日目の予選リーグ2試合はとても内容の良い試合でビルドアップから相手を崩していくところはチームで狙いを共有して試合を進めることができました。
ボールのあるサイドから手前・奥・逆サイドの手前・逆サイドの奥の4つのエリアからどこを取ることができたら簡単にゴールを目指していけることが理解できてきました。
ピッチを大きく広く使った攻撃やワンツーなどの連携も多くみられて良かったです。
1試合目は特にたくさんの決定機がありましたが、1つも得点にすることができずに引き分けてしまったのは本当にもったいなかったです。
2試合目も同様にこちらが試合を優位に進めていましたが小さな守備のミスから失点をして試合の状況が変わったところから焦ってしまったり、相手のスピードに手を焼いてしまいました。
とにかくボールに対してプレッシャーをかけてくる相手を苦手としています。
早くなったプレースピードに対応できるプレーの質や、判断、走力・スタミナがまだ足りていません。
まずは自分たちは何ができるか、相手が何をしようとしているか状況をしっかり整理しましょう。
今回の試合では相手は前線だけハイプレスでディフェンスラインは下がっていたので中盤が空いていました。
だから後ろから丁寧につなぎながらより中盤の選手までボールを飛ばして、そこから相手が(特にディフェンスラインが)どう出てくるか見ることができたら良かったです。
3試合目は1,2試合目のサッカーを継続しながらしっかりと得点を決めてなおかつ無失点で勝ちました。
このような良い試合の終わり方で明日に勢いをつけることができました。
1日目は2グループが1つの会場に集まり、予選リーグの後に順位決定戦をしました。
同じグループの他のチームの結果により予選リーグ3位となってしまいましたが、まったく気にする必要のない順位です。
他のチームの結果は自分たちではどうしようもないですし、内容が良かったのでサッカーをしていればこんなこともあるな。くらいに思って、自分たちの改善点(決定力)を見つめてくれたらOKです。
順位決定戦には勝利しましたので2日目は5位トーナメントで戦うことが決まりました。
2日目はトーナメント戦。
1日目の予選リーグと違い負けたら終わり。
そんなプレッシャーも感じながら2日目に臨みました。
準決勝で島田FCさんと対戦の可能性があること(全日リーグなどで良い勝負をしていた)、決勝戦まで進み優勝することを目標にして、そのために何をしたらいいのか自分たちに問いながらウォーミングアップや試合、試合間を過ごしました。
初戦の1回戦は昨日の調子を継続+複数得点で快勝することができました。
特にゴール前での迫力がありこぼれ球への反応が良かったです。
2回戦までは1,2位トーナメントの別会場に試合を観に行ったり、自分たちで時間やメニューを考えてウォーミングアップして良い過ごし方ができました。
上位チームの試合を観ながら「落ち着いてプレーしているな」と分析したり自分たちの違いを感じたりと良いところをみているなと感心しました。
2試合目も全員で良い雰囲気で臨むことができていて、前半から相手を圧倒する内容でした。
相手はなす術が無かったんじゃないかと思います。
2日間通して1トップの相手と対戦することが多く、まずは相手の1トップに簡単にボールを入れさせないという守備意識がしっかり持てていました。
こちらは2バックで2人対1人の数的優位なのでもっと強く相手の1トップの選手にボールを奪いにいけたらもっと良くなっていたはずです。
そこでボールを奪いにいけずに相手に攻撃するチャンスを作ってしまう場面が何回もあったのでインターセプトを狙う、セカンドボールを拾うことを徹底しましょう。
この試合全体ではてしま優勢でしたが得点を決めることができずPK戦へ。
1人目からサドンデスとお互いが失敗したらすぐに負け。ととても緊張する場面でした。
お互いPK成功が続き緊張感が高まっていきましたがプレッシャーに負けることなく戦い見事に勝利することができました。
2試合勝利し準決勝の3試合目。
三重県のチームとの対戦。
少し疲れが見えてきて集中力に欠けて、前半に2失点してしまいました。
全然防ぐことができる失点でしたがパワーダウンしたところをやられてしまいました。
もうここまでかな。と頭の中に少しよぎりましたが、2日間ともに内容はとても良く、課題も決定力・丁寧なプレーと明確。
あとは気持ちの強さだけ。
2点を追いかける形で後半へ。
試合はこちらがペースを握っていますがあと1歩決めきれない。
そんなことが続いていましたがチームで崩して良い形の攻撃から見事なシュートでまず1点取り返す。
この1点は本当にチームに勢いをもたらして生き返らせるには十分なプレーでした。
あと1点が目の前に見えてきてプレーに勢いが増しました。
最後まであきらめずにプレーしているとチャンスが転がってくるんですね。
さらに1点を取り返し同点に。ここまできたら怖いものなし。
気力みなぎり2-2の同点で再びPK戦まで持っていくことができました。
経験って大きいですね。
先ほどの試合でもPK戦を経験し勝ち上がってきたので堂々とした姿になりました。
先行で迷いなくキックしたボールは見事ゴールし相手にプレッシャーをかけます。
そして後攻の相手のキック。これをGKのかんたが完璧な反応で見事なセーブ!
劇的な勝利でいざ決勝戦へ。
少しの休憩時間を置いて決勝戦。
みんな本当に満身創痍だったと思います。
そんな中ここまでこれたことは本当に素晴らしいし、この試合体を動かしていたのは勝ちたい!という気持ちだったはず。
決勝戦はまさにこの2日間のダイジェスト。
この2日間のプレー内容はとても良かったです。あとはこれを続けて質を高めるだけ。
特に決定力と相手の1トップへの守備のところ。
相手も前に勢いのあるチームでしたが全員の頑張りもあり、相手の良いところを出させないで相手を圧倒する内容でした。
攻めても攻めてもゴールが決まらない。本当に1点が遠い。
コーナーキックの攻撃の質も高くなり得点の匂いがプンプンするようになりました。
何度かある決定機を決めきることができず0-0で勝敗は3回目のPK戦へ。
決勝戦は3人制のPK戦。3人で決着がつかなかった場合は4人目以降はサドンデス。
決勝戦ということもありさっきまでと違い少し独特な緊張感もありましたが、2回連続でPK戦を制してきただけあり前向きな気持ちで迷いを感じませんでした。
お互い3人がPKを成功させてサドンデスへ。
4人目もお互いに成功し5人目。
先攻のこちらのキックは相手に止められてしまい、後攻の相手のキックは無情にもゴールネットに突き刺さり勝負あり。
残念ながら準優勝でしたが2日間本当によく頑張りました!
PK戦を制して全員で喜んでいる姿もイメージできましたが惜しかったですね。
決勝戦までの2日間取り組んできたことが1番価値のあることです。
そして決勝戦PKという限られた経験が財産になります。
あのピッチに立っていた人にしか味わえない経験です。
そんな貴重な経験をできたことを前向きに捉え次に活かしていきましょう。
2日間本当に内容が良く今まで取り組んできたサッカーが形になったと感じました。
あとは決定力とプレーの質があればもっと上の順位で戦えていたはずです。
守備のインターセプト、球際の強さは課題でもありました。
そしてPK戦のように緊張間の高い場面でサッカーを楽しんでほしいです。
そのためには日頃の練習は質にこだわり厳しく取り組みましょう。
そうすれば大好きな試合でみんなが望んでいる理想の結果をてにして目標を達成した喜びをたくさん味わえるはずです。
この2日間の経験は成長の分岐点になるに違いありません。
いつかこの大会の経験があったからサッカーへの意識が変わった。成長して次のステージに進めたと思える日が必ずきます。
そんな2日間だったと思います。
もう試合に出れないくらいサッカーを頑張ることができた選手もいましたね。
今まで経験したことのないことがたくさんあったと思います。
こんなサッカーを再びできることを目指しながらもう一度みんなで取り組んでいきましょう。
2日間お疲れ様でした。
保護者の皆様も2日間応援に送迎と本当にありがとうございました。
子どもたちの成長した姿をたくさん見せることができたと思います。
これも保護者の皆様の継続的なサポートのおかげです。
これからももっと成長した姿を見せられるように益々頑張っていきますのでこれからも応援をよろしくお願いします。
伊東