4月20日(日) 6年生2nd 市松杯

お昼から3チームによるカップ戦。

AQUAチャレンジカップを想定して20分ハーフの試合で行いました。

前日がとても暑かったので心配していましたが涼しくサッカーをするにはちょうどいい日でした。

最近は集合時間から余裕をもって集まり良いスタートで活動できています。

この日は主催大会ということでコート作成、会場準備がありましたが自分たちでコートのラインを引いたり、ゴールネットをつけたり、ベンチのイスを運んだりしてくれました。

まだまだ時間がかかったりしますが、自分たちで準備する経験とチームの役に立っているという自己有用感を感じることが大切です。

こういったことを繰り返すうちに自然と準備のコツを理解していくでしょう。

今何をしたらいいか?を考えて行動することがサッカーのプレーにも必ずつながります。

AQUAチャレンジカップのメンバー発表があり、1stメンバーに入れなかった悔しさがあったと思いますが、この日はみんなとても気合の入ったプレーをしてくれました!

1つ1つ集中し責任を持ってプレーしたから素晴らしい試合と結果になったと思います。

この日は守備でプレッシャーをかけることをテーマに取り組みました。

子どもたちには相手にプレッシャーをかけるとどうなるのか?

強くプレッシャーをかけることができたら1番良いのはインターセプトができるし、そうじゃなかったとしても相手のプレーの向きを変えさせることができるよね。ということを理解してもらいました。

しっかりと相手に寄せることができたらシュートは打たれないし、ビルドアップを難しくさせることができます。

良い準備ができた時はインターセプトやドリブルを阻止してボールを奪うことができていました。

ボールが近くにあり自分がボールを奪いにいくことが分かっている時にはすごく良い動きで守備ができていますが、

自分がそうじゃない時、ボールが遠くにある時、には守備の意識が無くなってしまいます。

そして急に自分の出番になって慌てて動き出すことも多くありました。

必要な時には走らなければいけないけど、そうじゃない時は走る必要はありません。

しかし、頭の中では常に次のプレーを考えてすぐに動ける準備は必要です。

例えば、GKがパントキックで大きく前に蹴る時にはDFの選手はラインを高くし真ん中を守れるようにします。

GKもDFの選手にラインを上げるように声をかけたり合図をしなければいけません。

DFや他の選手もGKの動きを見て自分たちで気づく必要もあるし、気づいていないなら伝えて気づかせてあげる必要があります。

ボールがラインから出てスローインやゴールキックなどになる時にも、守ったり攻めることのできるポジションを早くとりいつプレーが再開してもいいように準備していなければいけません。

ボールから目をはなさず、いつでも動けるような体の向きや準備をしましょう。

1つ1つのプレーで集中をとぎれさせることがないようにしましょう。

ずっと気を張っておくことは難しいですが、今は集中するところ、頑張るところという場面は理解していきましょう。

まずは得点や失点しそうな場面や、チャンスやピンチになりそうな場面はいつなのか考えましょう。

20分1本×2試合と20分ハーフ×2試合の合計4試合しましたが1勝2分け1敗と内容のある結果でした。

プレーに躍動感と連動が見られてとても見ごたえのある試合でしたね。

考えながらプレーをしようとしていましたし、積極的なプレーもたくさんありました。

しかし、もっと相手のことを観ながらプレーできます。

ドリブルが大きくなったりして自分たちのミスでボールを失ったり失点する場面もまだまだあります。

技術的なミスでもありますが、今以上に相手を観て意識してプレーしましょう。

特にドリブルはタッチが大きくなっています。

ドリブルスピードを落としてよりこまかく相手の位置や動きを見極められるくらいのスピードでドリブルしましょう。

次のプレーをイメージしておくことも大切です。

サイドからドリブルで突破した時にペナルティーエリア内に味方選手が良いポジションにつけている場面が何回かありました。

そういう時はすぐにクロスボールを入れてシュートまで持っていくことができます。

クロスボールを入れるかどうかはボールを持っている選手の判断になりますが、そういう選択肢を持てているかはとても重要です。

分かっていてクロスボールを入れなかった、他のプレーを優先したならコーチは良い判断だと思いますが、そもそも見えていなかった・分かっていなかったならしっかりと観ておく必要はあります。

たまたまではなく狙ってプレーできる、同じような場面で同じようにプレーをできるように意識しましょう。

ボールと自分の相手の両方を観れて、自分の背中でゴールを守れる位置に立ちながら、次のプレーを予測してプレーを意識しましょう。

伊東