低学年 『メダルに込めているねらい』について

メダルがもらえるのは、どんな選手?

交流試合のあとに、子どもたちや保護者の方からこの質問をよくいただきます。

子どもたちの中には「試合で点をいっぱい取ったから、メダルがもらえる」というイメージを持っている子が多いです。

確かに、シュートを決めることはすごいことです。

でも、そのゴールまでにはいろんな仲間の頑張りがあります。

相手からボールを奪った子、ゴールに向かってボールを運んだ子、ピッチの外から応援してくれた子、などなど。

そうした一人ひとりの積み重ねがあって、やっと得点につながります。

『点を取った子=すごい』ではなく、

そこに至るまでの“がんばり”や“チームのための行動”“プレイ以外での行動”も含めてメダルを渡す選手を決めています。

例えば、

試合だけでなく、練習も一生懸命がんばっている子。

道具の準備や片付けを率先してやってくれる子。

仲間にやさしく声をかけたり、チームのことを考えて行動できる子。

今何をするときなのか考えられる子。などなど。

上記のような“プレー以外のがんばり”も、ちゃんと見ています。

まずは、子どもたちに

「試合だけでなく、日々の練習からがんばることが大事なんだ」ということに気づいてほしいと思っています。

そして、メダルという“見える形”のごほうびを通して、子ども達みんなに今どんながんばりが大切なのか、どんなプレイを真似してほしいのか、どんな選手になってほしいのかを伝えていきたいと思っています。

もちろん、「メダルがほしいからサッカーをがんばる」だけではちょっと違うと思いますが、子どもたちにとってメダルには大きな力があります。やる気の火がつくきっかけになって、そこからもっとサッカーを好きになってくれたらうれしいなと思っています。

ご家庭でもぜひ、メダルの話題が出たときに「いろんな頑張りがあるんだって!」とお子さんとお話ししてみてください。