6/15(日) 6年生 交流試合

前日は雨の影響で全日リーグとアスリーナカップが中止となり残念でしたが、この日は雨も上がり無事に試合を行うことができました。

曇り空でしたが湿度が高くもやっとする嫌な暑さ。

対戦相手は韓国からわざわざ日本まで遠征に来たチームとガンバ大阪さんの2チームです。

子どもたちに「こんな試合に呼ばれたけど参加する?かなり頑張らないとボコボコにやられちゃうと思うでー」と確認しましたが、「それでも試合をしたい!」「それじゃあ参加して少しでも食らいつくか!」ということでこの試合に参加することにしました。

1つでも多く吸収できるものや試合から気づくことを持ち帰ること。

それが今回の試合の意味だということを子どもたちと確認しました。

試合後のミーティングで「韓国のチームがフィジカルが強かった、ガツガツきてプレーしにくかった」「ガンバ大阪も韓国のチームと違うけど速かったり上手くて強かった」と相手チームの特徴をしっかりと感じてくれました。

どちらのチームにも強くプレッシャーをかけられて自分たちのプレーや良さを発揮することが難しかったですね。

韓国のチームはドリブルでボールを前に運びながらも周りの選手がしっかりランニングしてゴール前に入ってきていました。

同じ地区のガンバ大阪さんには個人技+パスワークの連携で崩されてしまいました。

ドリブルで攻撃された時には

①ボールに1番近い選手がボールを持っている相手選手にアプローチ。

 よくばってボールを奪う前に、相手の前に立ちドリブルの前進を止める。そして相手の前に立ち続ける。

 これによって相手のドリブルやパスといった選択肢に制限をかけ続けます。できれば相手の利き足の前に立ちましょう。

②周りの選手はカバーリングやパスコースを限定したり、マークをします。

 いくつか役割がありますがボールの状況によって変わっていきます。

 ボールとマークの相手の両方を同一視できるところに立ち、いつでも様々な役割に対応できるように心がけて準備をしましょう。

③逆サイドなどボールから遠くのポジションの選手はまずゴールに向かって相手より速く戻ります。

 そしてゴールに向かって戻ることができたら次はボールに対して対応できるように準備します。ここは②の選手の役割と似ています。ボールの近くのスペースを守るか、ゴールの近くのスペースを守るか。

 ゴール前や中央エリアを守る人数が少なくならないようにしましょう。

 特にクロスやこぼれ球に対応することになりますが、この遠くの選手が後ろからふたをして守れているとボールに対して強く奪いに行くことができます。

逆サイドのサイドハーフがしっかりと戻ったり、センターバックが中央に立ち相手のクロスやカットインなどで中にボールを入れてきた時にしっかりと守ることができた場面がたくさんありとても良かったです!

個人技+パスワークの連携で攻撃された時には

①ボールに1番近い選手がボールを持っている相手選手にアプローチ。

 ドリブルで攻撃された時と同じですが、かんたんに足を出さずに自分がボールを奪えると確信の持てるタイミングまでは相手にしっかりとついていきましょう。

 相手との距離感はすごく難しいですが、相手から1~2mくらいで相手の動きについていける、1,2歩で相手に腕や体をぶつけられる距離を取りましょう。

 パスをされた場合はマークしていた自分の相手についていけるように相手から目をはなさないようにしてください。

 基本的にはパスのタイミングでボールへのアプローチの人が変わります。

②周りの選手はまずはコンパクトにスペースを少なくできるように立ち、中央から守ります。

 中央は味方との距離が近くなりチャレンジ&カバー、プレスバック、ペルムータなどを使って守ります。

 中央の守る人数が少なくならないようにする。

チャレンジ&カバー

プレスバック

ペルムータ

③チーム全体でボール、相手をサイドに追い返す。

 まずはボールを奪えなくてもいいからサイドに追い返しましょう。

 そこから中に入ってくるところを迎え撃つか、バックパスのタイミングでラインを押し上げて相手を押し返しながらジワジワと追い詰めていけるといいですね。

 チーム全体が集中して連動して動くことが重要になります。相手のプレーをよく観てよくばらないけど1歩ずつ相手に近づいてくように守りましょう。

どちらにしてもまずは1人でどれだけ相手の動きについていくことができるか、ボールを奪いきることができるかが大切です。

1,2歩で相手のボールを奪いにいけるところまで速く相手に寄せていくこと、その距離をキープしながら相手の動きについていくこと、相手のミス=自分がボールを奪いにいけるタイミングを見逃さずにボールを奪いにいけることを体が無意識で反射的に動けるようになるまで練習しましょう。

(最初は意識してできない状態からスタートです。練習して少しずつ意識してできる状態になっていきます。

 そのためできないことは良い失敗です。最初は意識して練習に取り組むことが大切です。)

その次にチャレンジ&カバーです。

良いチャレンジがあるからカバーの選手が相手のプレーを予測し、判断して動くことができます。

がむしゃらにではなく、いつ・どこで・だれが/だれと・どうやってプレーするか、カバーからボールを奪いにいくかインターセプトをするか、見きわめてプレーできるようになりましょう。

試合中にベンチでサッカーと関係のない話をしないで、試合を観る・応援する・声を出す・コーチング(気づかせる、伝える、教える)ことをしましょう。

サッカーへの意識の低さがプレーや結果に出ていると思います。

まずは熱量を上げてサッカーに取り組みましょう!

AQUAチャレンジカップではそんなサッカーができていたからやればできる👍

伊東