12月6,7日(土日) てしまU12 スマイルカップ関西選手権大会

奈良県の大和高原ボスコヴィラで開催された2日間のスマイルカップに参加してきました。
この大会は2ndチームや中央大会に出場できないようなチームや選手のための大会でした。
1日目は4チームでの予選リーグ。
総当たりで3試合しました。
1,2試合目は2-0、3-0と順調に無失点で勝つことができました。
このまま無失点で全勝できたら最高だったのですが、残念ながら0-1で負けてしまいました。
2勝1敗の勝ち点6で無事に1位トーナメントに進むことができました!

1日目の試合は落ち着いて自分たちのサッカーができていました。
ボールを持った選手がもっとドリブルで運んだり、ボールを持っていない選手がもっと動くことができたはずです。
そうすればさらに優位にそしてゴールに近づいてサッカーができました。
特にサイドの高い位置ででボールを持っている時に後ろの選手が前の選手を追いこしていく動きがあれば前線で数的優位を作ってプレーの選択肢が増えてきます。
今は自分のポジションエリアでしかプレーしていなかったり動いていません。
ポジションは最初の立ち位置や役割を分かりやすくするためのものです。
試合が始まったりコート全体をだれがどこにいつでも動けます。
いつ、どんな時にどこにいたらサッカーができるかよく考えましょう。

後ろの選手が前の味方を追いこす
①オーバーラップ
②インナーラップ

味方の外側か内側のどちらかから追いこしていく方法があります。
外側と内側のどちらにスペースがあるか(人で渋滞していないか)を判断してオーバーラップ・インナーラップを
決めましょう。

シュートで終わることが増えて得点力もありました。
良いことです。続けていきましょう。

2日目。
この日はトーナメント形式で行われました。
1日目の予選リーグの結果ごとの順位別トーナメント。
予選リーグを1位通過したので1位トーナメントです。
朝8:20キックオフという今までに経験したことのない時間でしたが無事に全員がそろって2日目をスタートすることができました。
結果は24チーム中6位と大健闘でした!!
子どもたちはすごく悔しい結果だったと思います。
1試合目を勝つことができたらベスト4に入ることができましたが、うまくかみ合わずに0-2で負け。
2試合目は試合終了間際にもったいない1失点がありましたら2-1で勝ち。
1試合目の後にしっかりと切り替えて2試合目に臨むことができました。
最後の3試合目は攻守にわたりとても引きしまり見ごたえのある試合でしたが0-2で負け。
試合をする毎にサッカーに全集中して気持ちのこもったプレー、試合ができました。
2試合目は最後の得点をするところがかんたんではありませんが、強烈なミドルシュートで1点取ってから勢いづきました。
3試合目も守って攻めての熱い展開となりましたが相手GKのナイスセーブもあり得点することができませんでした。
こちらもGKのれんじゅを中心に全員で体を張ってよく守っていましたがおしくも2失点。
足元の技術がしっかりしている+サッカー理解の高いチームが相手でしたが試合の中でよく対応していけたと思います。
岡山県のチームで県の中でも力のあるチームでしたがよくできていました。

技術の正確さ、狙いをもったプレーをすることは見習うところです。
無理やり前を向いたり前に突破するプレーは3試合目の試合中に少なくなり判断が良くなりました。

もう少し上の順位を狙うことができた気もしますが2日間通してとても成長の見えた大会でした。
2日目は特に試合が終わるごとに分析ワークをしました。
試合で気づいたこと・感じたことを出し合い、最後に大事なことベスト3をまとめる。
こういうワークを通して今まで以上に自分たちとサッカーに目を向けることができてプレーや試合の結果につながりました。
こういう良い思考や取り組みが習慣になればもっとサッカーができる力があります。
1日目は2勝したことで油断がありました。
その結果勝てる試合を自ら落としました。
2日目の1試合目も朝早い集合と試合ではありましたが相手も同じ条件です。
試合が始まるまでに体と頭と心の準備が間に合わなかったことが結果につながりました。

自分たちがどうありたいか。どうなりたいか。
そのために何をするべきか。
目標や基準がどこにあるのか、どこに向かっているのかで変わってくると思います。
例えば脱いだジャージをそこらへんに脱ぎっぱなしで置いておく。
これを自分たちは良しとするのかダメとするのか。
自分たちはどういう価値観を大切にしてサッカーをするのか。
それによって行動は変わるし、能力や環境も変わります。
この2日間でそういう失敗と成功の経験をすることができました。
この経験から学んだことを忘れずにきざみこみましょう。
そうすれば必ずもっと良いサッカーができる良い人になれます。
6年生はそのことが分かるようになってきたと思っているのでさらなる成長を期待しています!

保護者の皆様も2日間奈良県まで遠いところ応援ありがとうございました。
たくさんの声援がベンチからよく聞こえていました。
子どもたちにも必ず届いていたことでしょう。
2日目は集合時間が特に早くて大変だっったと思います。
保護者の皆様のおかげで子どもたちはかけがえのない経験ができました。
新しい環境で大きな大会に参加しワクワクすることができました。
みんなで同じお弁当を食べたりサッカー以外の時間を楽しく過ごすことができました。
非日常的なサッカーの時間を過ごすことができて子どもたちの良い思い出にもなりました。
サッカーで恩返しができるように取り組んでいきますのでこれからも応援をよろしくお願いします。

伊東

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